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保健医療交流事業 (講演会) レポート

笑って元気に認知症予防

(柳津町・平成29年10月20日)


今回の講演会は、柳津町から要望により柳津町やないづふれあい館・多目的ホールを会場に開催しました。
講師は本学の疫学講座主任教授大平哲也先生が務められ、「笑って元気に 認知症予防」という演題で行いました。

演題が示すように聴講者のほとんどは、認知症や健康に高い関心を示す中高年齢者が占めました。講演は、認知症と深い関わりがある介護の要因から始まり、「骨折・転倒」とともに最近は、脳卒中の後遺症や「衰弱」による比率が増えていることを指摘されました。
また認知症とメタボリック症候群や喫煙、飲酒などの生活習慣の関わりがあることも述べられ、それらの防止策として笑いの重要性を説かれました。
「笑い」とは、身体動作(顔の筋肉緊緩)と発声の2つで構成され猿の一部を除き、動物では出来ない行為ということです。一日何回笑うか、男女どちらが多く笑うか、笑う人はなぜ長生きするか、お金持ちはよく笑うかなどを講演の時々に聴講者に問いをかけ、その都度、ユーモアを持って応えられていました。
また、実際に笑いによる各種疾患の病気度の低下を述べられ、講演会の後半は聴講者も参加して「笑いヨガ」が行われました。熱気を帯びた中にも、リラックスした雰囲気が漂い、講演会の聴講自体が元気を維持する基となりました。

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