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保健医療交流事業 (講演会) レポート

「福島県民の健康予測」 (いわき市・平成29年10月12日)

今回の講演会は、いわき市の要望により「第16回健康いわき21推進市民大会」の特別講演会として開催しました。講師は、本学衛生学・予防医学講座主任教授の福島哲仁先生が務め、「福島県民の健康予測 〜福島県の特定健康診査結果からみるこれまでとこれから〜」という演題で行いました。
講演は、“「健康」とは何だろう”から始まり、一般的な健康の概念として世界保健機関が定める健康な状態や健康と不健康の境界などを説明しました。その後、全国と福島県のそれぞれの死因の特徴をあげ、福島県民の健康状態が全国でどのような位置にあるかを説明しました。
いわき地域の健康状況にも触れ、いわき地域の男性は、メタボリック症候群に該当する人が多く、内臓肥満者や高血圧者、喫煙者が多いということで、若い頃からの肥満対策や喫煙対策の重要性を説きました。 聴講者には男性の年配者が多く、自分に当てはめて苦笑する人が見受けられました。
最後に、「若い時期のように極端な対策に走るのではなく、時間がかかってもバランスの取れた生活習慣を目指すことが得策であり、毎年の健康診断受診などを通して、自分の健康状態や生活習慣を見直すことが必要である」と説きました。

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