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保健医療交流事業 (講演会) レポート

健康の輪を広げよう〜人とつながり笑うことの効果〜

磐梯町・令和5年8月30日(水)

講演の様子1
講演の様子2

講演会は令和5年8月30日10時00分より磐梯町中央公民館を会場に開催されました。講師は疫学講座の大平哲也主任教授が務め、 講演は「健康の輪を広げよう〜人とつながり笑うことの効果〜」をテーマに行われました。

初めに、講師より認知症について説明がありました。75歳以上だと認知症の割合が増加し、80歳では4割が認知症になるそうで、認知症になりやすい人の特徴・傾向等について、いくつか紹介されました。
・40代〜50代で肥満・脂質異常・高血圧のいずれかに該当すると、将来認知症になる確率は約2倍。
・睡眠は短くても長くても、認知症になる可能性が高くなる。
 短い場合(5時間程度)→2.6倍、長い場合(8時間以上)→2.2倍
・喫煙している人が認知症になる可能性は、1.8倍。
・飲酒は1合程度であれば関係ないが、2合以上だと翌朝の血圧が上がり、認知症になる可能性も高くなる。ただ、みんなで飲むとリスクが少し減る、等。

次に、笑いの定義について説明された後、笑いは認知症や生活習慣病を防ぐのか、その研究や関連について紹介されました。
・アメリカのプロ野球選手を対象とした調査により、笑うと長生きする可能性が高いことが判明。
・笑っている人ほど歯が残る。
・笑わない人は糖尿病や認知症になりやすい。
・65歳以上で笑わない人は3年後に要介護状態になりやすい、等。

続いて、「どのように笑ったら健康になるのか?」について説明があり、落語やお笑い番組などを見るユーモアよりも、笑いの体操のほうが健康になる効果は高いとのことで、「笑いヨガ(手拍子や掛け声をしながら笑う、深呼吸しながら笑う、万歳の動作をしながら笑う、ハワイ旅行に行った気分で笑う等)」を参加者全員で実践しました。

最後に、笑いはうつるので一人一人が笑いを意識していくと、みなさん全体で笑いが増えて、全体の健康度が上がるということを述べられ、ご講演を終えられました。

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