学生・教職員の方へ

平成30年 仕事始めの式 理事長あいさつ(平成30年1月4日)

明けましておめでとうございます。
新たな年を迎え仕事始めに際し、一言ご挨拶申し上げます。

本年、私たちはいよいよ成果や結果を出すことを求められ、期待されていることを、自覚しなければなりません。
本学は「福島の復興を医療と健康の面から支えていく」という、前例の無い使命を担っています。その使命完遂の要となる、ふくしま国際医療科学センター は、県や国などの多大な支援のもと、最先端の設備と優秀な人材を擁し、全面稼働から丸1年を経ました。
さらに、昨年秋には新手術室棟が順調に稼動を始め、本院ならではの最先端の手術も行えるようになりました。
そのおかげで、これまで自らの使命と認識していた課題が少しずつ解決への道筋を見出しているのは事実です。しかし、より高みを目指すための新たな課題も生まれていないでしょうか。それぞれの部署では、新たな解決すべき課題が、皆さんの目の前に現れてきているのではないでしょうか。
一つの成果は、さらにより良い成果を得るために必然的に複数の課題を生み出すのが常です。再三申し上げていることですが、我々福島県立医大は誰も経験したことのない、歴史的使命を担っています。前例のない環境において、課題解決のためには、当然、前例のない発想が求められます。倣うべき前例などないのですから。

だからこそ私たちは、その課題への問題意識を互いに共有し、多くの皆さんのアイデアを集積し、解決策を見出さなければなりません。医療をチームで行うのと同様、課題解決もチームで、です。それぞれの持ち場において、後進のよき前例となるよう大胆に決断し、しなやかな強さを持って一歩ずつ前に向かって、共に歩み続けましょう。


平成30年 1月 4日
公立大学法人福島県立医科大学 理事長 竹之下 誠一

 

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