学生・教職員の方へ

仕事始めの式 理事長あいさつ(2019年1月4日)

仕事始めの式の様子1 仕事始めの式の様子2

皆さん、あけましておめでとうございます。2019年の仕事始めに際し、ご挨拶申し上げます。

1年前、私はこの場で「成果や結果を出す年であることを自覚しましょう」と申しました。
皆さんは、自らの業務においてどのような成果や結果を残したでしょうか。予想や期待していた以上の成果も多く出ています。その評価や外部からのうれしいコメントは、別の機会にいたすことにして、本日はこの間、浮かび上がってきた解決されなければならない問題のみ申しあげます。

どのような仕事であっても、課題を解決していけばいくほど、次の課題の難度は増していきます。
当然、課題解決に要する手間も時間もより多く、より長くなる傾向があります。そのような環境において、もともと多忙な業務の中で、私たちは次第に課題解決に向き合う姿勢が甘くなっていないでしょうか。この場にいるベテラン幹部職員になればなるほど、過去の違う時代の経験を理由に、課題解決へのチャレンジを避けていないでしょうか。何年も前から指摘されていましたが、日々の業務の中で、出来ない理由の説明に多くの言葉と長い時間を費やす場面が目立って増えているように感じます。

課題には、課題となるだけの理由があります。課題には課題とするだけの目的があります。 そしてその課題の多くは、長期的な視野に立った本学の生き残り戦略に根差しています。いかに困難でも解決しなくてはならない課題なのです。課題解決が為されなければ、自分の席が無くなる、自分の部署が無くなる、自分の組織が無くなる、という緊張感と長期的視点を持って、新たな1年の業務に取組んでください。手続きの完璧さを求めすぎて、目的を見失わないよう肝に銘じてください。

そして、より困難な課題に取組むキーワードとして皆さんに「レジリエンスからアライアンスへ」というメッセージを伝えます。困難な状況にしなやかに適応して未来を切り開く力、レジリエンスを発揮して欲しいと私は言い続けてきました。もちろんそれは、これからも皆さんに求めるものです。しかしより困難な課題に対応していく時、アライアンス、つまり「連携する」という意識も持ってください。すべてを自分や自分の部署だけで解決することは出来ません。課題解決に必要とあらば、隣の部署、他の組織との連携を積極的に模索してください。そしてここにいる幹部の皆さんには、縦割りの既存組織のルールに埋もれることなく、自らが連携を求められるだけの業務スキルを磨き、連携を求められる若手教職員を育成し、連携を求められる部署を構築してください。
期待しています。

2019年 1月 4日
公立大学法人福島県立医科大学
理事長兼学長 竹之下 誠一

事務担当 : 総務課 (大学管理係)

電話 024-547-1111(代)/FAX 024-547−1995
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