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福島県立医科大学 トピックス

福島県内初の脳死肝移植手術を実施

 去る6月23日(土)から24日(日)にかけ、本学附属病院において、県内初となる脳死肝移植手術を行いました。
 日本臓器移植ネットワークから22日(金)に連絡があり、劇症肝炎により当院で入院加療中の10歳未満の男児がレシピエント(臓器移植を受ける患者さん)に選定され、九州地方の病院で脳死と判定された男児からの肝移植手術が決定しました。
 当院での手術は小児外科部長の田中秀明教授と移植医療部長兼肝胆膵・移植外科部長の丸橋繁教授を中心に行われてほぼ予定どおりに終了し、現在はPICUにおいて治療が続けられています。今回の手術は18歳未満の子どもへの脳死下臓器移植としても県内初の症例となりました。
 手術後、記者発表に臨んだ田中教授は「ドナーとなった方、その御家族、そして多くの医療スタッフの強い思いと願いがあったからこそ手術を終えることができた」と心情をコメント。丸橋教授は「臓器提供でしか救えない患者さんがおられることを、この機会に知って欲しい」と呼び掛けました。
 当院は、2016年9月に東北地方では3か所目の脳死肝移植実施施設に認定され、2017年1月より患者さんの受け入れを始めています。

脳死肝移植手術記者会見の様子
記者発表の様子(右から)
本学附属病院移植医療部長兼肝胆膵・移植外科部長 丸橋繁教授
本学附属病院小児外科部長 田中秀明教授

担当 : 広報コミュニケーション室

電話 024-547-1016(事務:企画財務課)
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