

福島県立医科大学 トピックス
第127回日本解剖学会総会・全国学術集会でトラベルアワードを本学学生が受賞

令和4年3月27日(日)から29日(火)開催された第127回日本解剖学会総会・全国学術集会で、本学医学部5年生の岡本康成さんが発表した研究が、2021年度 第15回肉眼解剖トラベルアワード(献体協会賞)を受賞しました。
多くの学生が参加した学生セッションにて筆頭演者として発表、研究内容を高く評価され、選考委員会にて今年度の受賞者4名のうちの一人に選ばれました。
本賞は、肉眼解剖学の若手研究者の育成・奨励を目的とするもので、日本篤志献体協会がスポンサーとなり、日本解剖学会全国学術集会において、ご遺体を用いた優れた研究発表を行なった学生及び若手研者に対して、全国学術集会会頭から授与されるものです。
「膝前外側靭帯の存在・意義についての再検討」と題した本研究は、「存在について議論のあった膝関節の新規の靱帯である膝前外側靭帯について、存在様式を3タイプに分け、それらの割合を明らかにしたもの」です。
受賞に際し、岡本さんは「名誉ある賞をいただき光栄です。今後も論文完成までさらに精進して行きたい」と喜びの声を語りました。また、指導教官を務めた本学医学部神経解剖・発生学講座主任八木沼洋行教授は「基礎上級の6週間でこれだけの研究データが出せるのは素晴らしい。さらに例数を増やして英文論文として完成してほしい。期待しています」とコメントしました。
- [研究代表者]
- 医学部5年生岡本康成さん
- [研究分担者]
- 医学部神経解剖・発生学講座主任 八木沼洋行 教授、本間俊作 准教授