HOME > 大学紹介 > 大学トピックス

福島県立医科大学 トピックス

福島県浜通りバイオ産業推進フォーラムを開催しました

令和3年10月14日(木)、本学は南相馬市民情報交流センターにて、福島県浜通りバイオ産業推進フォーラムを開催いたしました。
 本フォーラムは、本学の医療-産業トランスレーショナルリサーチセンター(TRセンター)が、福島県、医薬品関連企業、浜通り企業等と連携しながら、浜通り地域における医薬品関連産業の集積に資する取組を検討するための定期的な意見交換の場の第一回として開催し、官民の関係者合わせて43名が参加されました。

TRセンターの家村副センター長と南相馬市の門馬和夫市長の挨拶から始まったフォーラムでは、TRセンターの高木基樹教授が「11月中に南相馬市に開設する予定の本学 TRセンター『浜通りサテライト』の抗体関連事業の展開及び準備状況や『浜通りサテライト』パース図の紹介」、株式会社ARCALIS 安本篤史ジェネラルマネージャーからは「南相馬市工業団地に進出予定の mRNA 医薬品製造工場整備計画」について、本学医学部放射線健康管理学講座の坪倉正治教授からは「ワクチン接種間隔と抗体保有率に関する研究の概要」についてそれぞれ紹介があり、参加者との間で活発な質疑応答・意見交換が行われました。
 閉会後のぶら下がり会見では、株式会社ARCALIS 安本篤史ジェネラルマネージャーが、南相馬市に進出予定の医薬品製造工場について「即時対応できるワクチン開発体制を構築し、福島から世界に届けたい。その為にも福島医大との連携について検討していきたい」と話されました。

本学では、TRセンターの研究成果を活用した浜通り地域の企業等への支援を通じ医薬品関連産業の集積・振興に貢献するとともに、抗体医薬品等の開発支援やワクチンの効果等に関する研究など様々な取組を通して、新型コロナウイルス感染症対策にも貢献してまいります。

IgA抗体マスク試作品贈呈の様子 左から本学医学部放射線健康管理学講座 坪倉正治教授、株式会社ARCALIS 安本篤史ジェネラルマネージャー、 本学TRセンター高木基樹教授
「浜通りサテライト」パース図 本学TRセンター「浜通りサテライト」パース図

▲TOPへ