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福島県立医科大学 トピックス

薬害HIV感染被害者の救済医療に本学が積極的に協力、支援

12月4日(水)、本学の竹之下誠一理事長と理事長特別補佐の山下俊一副学長は、東京都新宿区の社会福祉法人はばたき福祉事業団を訪問し、薬害HIV感染被害者の救済医療について、関係者と意見交換を行いました。

はばたき福祉事業団は、薬害HIV感染被害者の救済事業を被害者自らが推進し、その成果を公共の福祉に還元していくことを目的に設立された団体です。
 本学は、平成18年8月にインヒビター(※)の血友病で薬害HIV感染被害者の食道静脈瘤の内視鏡手術を世界で初めて成功させ、患者さんの社会復帰を実現した実績 外部リンクを持ち、その時以来、はばたき福祉事業団と連携関係を持っています。(※血液凝固因子の働きを阻害する物質)

今回の意見交換では、本学で進行している先進的ながん治療研究を、いかに救済医療に役立てていけるかを関係者と情報共有し、今後の活用法や可能性について意見交換を行いました。
はばたき福祉事業団ホームページに掲載されたニュース記事 外部リンク)。
薬害発生当初と比べて抗HIV療法は大きく進歩していますが、救済医療の推進のためには、これまでにない新たな治療法の開発は不可避の課題となっているためです。

この場には、はばたき福祉事業団の皆さまのほかに、医師でもある秋野公造参議院議員やエイズ治療・研究開発センター救済医療室の方々も同席し、先駆的な救済医療の実現のために互いに密接に連携することを確認しました。

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