

福島県立医科大学 トピックス
米国 保健福祉省副長官 Eric Hargan 氏が来学されました。

10月19,20日に岡山で行われるG20保健大臣サミットに参加するために来日した、米国保健福祉省副長官、Eric Hargan(エリック・ハーガン)氏が、サミット前の17日に米国大使館関係者を伴って本学を訪問しました。ハーガン副長官は、竹之下誠一理事長兼学長、齋藤清副理事長、大戸斉総括副学長、山下俊一副学長(国際担当)などの出迎えを受けた後、医学部2年生を対象に、特別講義を実施。“Health & Emergency Preparedness and Response: Lessons learned for the future”(医療の緊急事態への備え:将来のための教訓)と題し、自身の米国におけるハリケーン・カトリーナによる災害での医療体制の崩壊の経験と、その後の法整備への関与について講演しました。講演後には、何人もの学生が質問に立ち、災害時の伝染病対策や、高齢化社会への備えについてなど、予定時間ぎりぎりまで副長官と英語で議論しました。

その後、医学部3年生 木下 瑠菜さん、年名 悠さん、楯 和馬さんによるキャンパスツアーに参加。3.11時の本学の対応や、線量の変化、除染活動等につき説明を受けたほか、放射線災害医療センターでは、放射線災害医療学講座の長谷川有史教授による、汚染のある傷病者受け入れのトレーニングを見学しました。
全てのプログラム終了後、エリック・ハーガン副長官は、感謝の言葉と共に、「災害時に重要な役割を担う医療関係者を目指す福島医科大学の学生との交流が大変有意義だった」とコメント。今回の本学への訪問を高く評価しました。
