第56回日本小児感染症学会学術集会 Young Investigator Award (YIA)(令和6年11月受賞)
RSウイルスの経時的なF蛋白アミノ酸変異とエピトープ特異抗体への感受性変化
岡部 永生(おかべ・ひさお)
小児科学講座 助手
研究グループ
岡部 永生(1)、橋本 浩一(1)、則藤 桜子(1)、小野 貴志(1)、久米庸平(1)、浅野 裕一郎(1)、知識 美奈(1)、前田 創(1)、渡部 真裕(1)、増山 郁(2)、郷 勇人(1)、佐藤 晶論(1)、白戸 憲也(3)、細矢 光亮(1)(1)福島県立医科大学 小児科学講座(2)星総合病院 小児科(3)国立感染症研究所 ウイルス第3部
今回の受賞について
【日本小児感染症学会】
小児における感染症の診断、治療、予防に関する研究とその普及を目的とした学会です。基礎研究、臨床研究の支援や、小児感染症の診断・治療に関する最新の知識の普及、ワクチンの推進、教育・人材育成、政策提言などの活動を行っています。
【賞について】
Young Investigator Award (YIA) は学術集会において40歳未満の若手研究者の優れた研究を表彰するものです。一次選考でYIA応募演題の中からYIA候補者が選出され、候補者は学術集会で口述発表を行い、受賞者が選出されます。
概要
本研究ではRSウイルスのF蛋白のアミノ酸変異と抗体感受性の変化を調査しました。2008年から2023年のウイルス株を解析し、RSウイルスのF蛋白は経年的に進化しており、抗体感受性も変化していることが明らかになりました。これまでに報告のない新たな変異も確認され、モニタリングの継続と幅広い予防戦略の重要性が示唆されました。(岡部永生)
連絡先
- 公立大学法人福島県立医科大学 医学部 小児科学講座
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