日本リンパ腫学会 2023年度理事長賞(令和6年6月受賞)

High-grade B-cell lymphoma with 11q aberrations: A single-center study

11番染色体長腕異常を伴う高悪性度B細胞リンパ腫:単施設研究

山田 匠希(やまだ・しょうき)

病理病態診断学講座 助教

今回の受賞について

【日本リンパ腫学会】

1961年に「リンパ腫及び類縁疾患において、病因・病態を解明し、診断精度、治療成績、患者の生活の質を向上させる」目的で発足した伝統ある学会です。2024年6月より「日本リンパ網内系学会」から「日本リンパ腫学会」に改称となりました。

【賞について】

日本リンパ腫学会がofficial journalとしてJournal of Clinical and Experimental Hematopathology (JCEH)を刊行しており、各年で理事長と編集委員会により優秀論文と判定された論文に対し、理事長賞が授与されます。

概要

11番染色体長腕異常を伴う高悪性度B細胞リンパ腫(HGBL-11q)は、WHO第5版に新たに分類された稀な高悪性度B細胞リンパ腫です。本論文では、HGBL-11qの発生頻度や発症年齢、病理組織学的特徴等を本邦で初めて明らかにしました。また、病理診断におけるHGBL-11qの診断アルゴリズムを提唱しました。

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