日本放射線腫瘍学会第35回学術大会 優秀教育発表奨励賞(令和4年11月受賞)

Radiotherapy with nivolumab for systemically metastasized gastric cancer: a case report

全身性多発転移胃癌に対し,姑息的放射線治療とニボルマブ治療を行った症例

医療用の服を着た男性がカメラを見つめている自撮り写真。背景は無地の壁。

梅宮 和真(うめみや・かずま)

医学部 放射線腫瘍学講座 助手

研究グループ

梅宮和真・放射線腫瘍学講座

今回の受賞について

日本放射線腫瘍学会 第35回学術大会

日本放射線腫瘍学会は、放射線腫瘍学(治療学)の発展を目的とし、1988年に設立された日本の放射線治療の中心的な学会で、放射線治療専門医を中心に、現在、約4200名の会員が所属しております。毎年1回、学術大会を開催しており、今回が35回目の大会です。

賞について

優秀教育発表奨励賞は、教育的に優れた演題に与えられる賞で、今大会では200以上のポスター発表演題から、当演題を含む8演題が選出されました。

概要

全身性に転移が多発している胃癌患者に対し、一部の転移巣(肝転移)への姑息的な(少ない線量の)放射線治療に続くニボルマブ治療により局所制御と比較的長期の生存期間が得られた症例報告です。末期の胃癌患者において、少ない線量の放射線治療でも、ニボルマブを併用することにより良好な効果が認められたことから、胃癌患者に対する治療の新たな選択肢となる可能性が示唆されました。

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