第34回日本バイオセラピィ学会 奨励賞(令和3年12月17日受賞)

肺癌におけるβ-cateninに注目した免疫チェックポイント阻害薬耐性メカニズムとその克服

医療白衣を着た男性が微笑んでいるポートレート。眼鏡をかけ、清潔感のある背景で撮影。

武藤 哲史(むとう・さとし)

医学部 呼吸器外科学講座 助教

研究グループ

呼吸器外科学講座 武藤哲史、猪俣頌、山口光、渡部晶之、尾崎有紀、岡部直行、松村勇輝、塩豊、鈴木弘行

今回の受賞について

日本バイオセラピィ学会

日本バイオセラピィ学会は生物活性物質(BRM)の研究を通して、がんとがん関連疾患に対する生物学的治療に貢献することを目的として1987年に発足し、1999年より「日本バイオセラピィ学会」に名称変更後、抗体療法、細胞療法、分子標的治療あるいは免疫治療といった新たなバイオセラピィの開発および実践の場として貢献しています。

賞について

バイオセラピィ学会奨励賞とは、将来、日本バイオセラピィ学会の発展に寄与するものと期待される若手会員(演題申込時点で40 歳未満)の研究発表に対し授与される賞です。

受賞概要

β-cateninによる細胞内シグナルは癌細胞の増殖に関係することが以前から知られています。われわれはこのβ-cateninによる細胞内シグナルが、肺癌に対する免疫チェックポイント阻害薬による治療の抵抗性に関係するメカニズムを明らかにしました。また化学療法など他の薬剤を併用することで治療抵抗性を改善できる可能性について検討を行い、その結果を報告しました。

連絡先

  • 公立大学法人福島県立医科大学 医学部 呼吸器外科学講座
  • 電話:024-547-1252
  • FAX:024-548-2735
  • 講座ホームページ: https://hirosquirrel.wixsite.com/fukushima-chestsurg
  • メールアドレス: chest@fmu.ac.jp (所属先代表アドレス)(スパムメール防止のため、一部全角表記しています)

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