第117回日本皮膚科学会総会 優秀一般演題賞(平成30年5月受賞)

福島県立医科大学における過去11年間に経験した乳房外Paget病65例の検討

福島県立医科大学で表彰を受けた男性が、賞状を手に微笑んでいる写真。背景には書道作品が見える。

猪狩 翔平(いがり・しょうへい)

医学部 皮膚科学講座 専攻医

研究グループ

猪狩 翔平、石川 真郷、大塚 幹夫、山本 俊幸

今回の受賞について

第117回日本皮膚科学会総会

日本皮膚科学会は、皮膚科学に関する研究・境域と医療について、その連絡連携を図り、皮膚科学の進歩・普及に貢献し、もって学術文化の発展に寄与することを目的として、全国各地の約1万人の会員によって組織されている学会です。総会は皮膚科学で活躍される皮膚科医の会員が年に1回、全国から集まる学術集会です。

賞について

日本皮膚科学会総会の一般演題より、優れた演題を対象に毎年授与されます。

概要

房外Paget病は汗器官由来の皮膚癌の一種であり、パジェット細胞が増殖します。主に60歳以上の高齢者に多く発症し、外陰部が主な発症部位ですが、まれに腋窩にもみられる事があります。今回2006年4月から2017年3月までの11年間に福島県立医科大学皮膚科で経験した乳房外Paget病は65例であり、それらの症例を後ろ向きに検討を行いました。患者構成・発症部位・治療法、リンパ節・他臓器転移例、局所再発症例、マッピング生検の結果を主にまとめ、発表を行いました。

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