最新世代の手術支援ロボット「ダヴィンチ5」を福島県内で初めて導入し、手術を開始しました
会津医療センターでは、2026年6月より、最新世代の手術支援ロボット「ダヴィンチ5」を用いた手術を福島県内で初めて開始いたしました。
本機種は、シリーズ初の「手の感覚(触覚)」を医師に伝える革新的な機能を搭載した次世代のプラットフォームです。この導入により、これまでのロボット手術と比較して手術支援機能が向上し、会津地域の患者さんに、身体への負担軽減や早期回復が期待される手術を提供できるようになりました。
新しい手術支援ロボットがもたらす患者さんのメリット
ダヴィンチ5の導入により、医師の目と手先の感覚をサポートする最新機能が働き、これまで以上に精緻な手術操作を支援できるようになりました。医学的エビデンスに裏付けされた、患者さんにとっての大きなメリットは以下の通りです。
- 体への負担がさらに少なく(痛みの軽減) 最新の「フォースフィードバック(触覚感知)機能」が搭載されたことで、医師は手術中に組織にかかる圧力を正確に感じ取れるようになりました。文献的には、この技術により組織への不必要な負荷が最大43%軽減されることが示されています。小さな傷口からさらに愛護的な手術が行えるため、組織への負担の軽減が期待され、体へのダメージを最小限に抑えることができます。
- 早期回復と日常生活への復帰(合併症リスクの低減) 3Dハイビジョンシステムの画質が飛躍的に向上したことで、微細な血管や神経の識別精度がさらに高まりました。これにより、術中の出血量を抑え、術後合併症(感染症や機能障害など)のリスクを低減させることが可能です。身体的な負担が減ることで手術後の早期回復が期待されるほか、入院期間の短縮や、一日も早いご自宅での生活や仕事への復帰(QOLの向上)につながることが期待されます。
対象となる主な疾患
現在、当センターでは以下の疾患を対象にダヴィンチを用いた手術を行っております。
- 消化器外科: 胃がん、結腸がん、直腸がん
- 呼吸器外科: 肺がん
安心して治療を受けていただくための体制
当センターには、ロボット手術の経験が豊富で、他の医師を指導する資格を持つ専門医(プロクター)が在籍しています。充実したトレーニングと万全の安全確認を実施する体制が整っておりますので、安心して治療をお受けいただけます。
会津医療センターは、これからも安全性と質の高い高度な医療を提供し、地域の皆様の健康と安心を支えてまいります。