福島医大内視鏡診療部

学会等参加報告

第30回日本門脈圧亢進症学会総会

2023年9月22日(金)?23日(土)に第30回日本門脈圧亢進症学会総会が東京都新宿の京王プラザホテルにて現地開催されました.
内視鏡診療部から,部長の引地拓人が座長ならびに評議員として,副部長の中村純,助手の加藤恒孝,栁田拓実が主題演題の演者として現地参加しました.

引地は,一般演題「静脈瘤2」で座長を担当したほか,評議員会に出席いたしました.中村は要望演題3「小児の門脈圧亢進症、類洞閉塞症候群(SOS)」で「小児の食道静脈瘤に対する内視鏡治療」,加藤はビデオワークショップ 「消化管静脈瘤治療の進歩」で「食道静脈瘤に対するゲルを用いた内視鏡的静脈瘤硬化療法」,栁田はシンポジウム1「門脈圧亢進症の内視鏡治療、IVR、手術の最前線」で「食道静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法の長期経過と最近の工夫点」をそれぞれ発表しました.

また,福島県保健衛生協会 内視鏡センター長(前 内視鏡診療部部長)である小原勝敏先生が,特別講演3で「門脈圧亢進症と内視鏡」をご講演されました.
内視鏡診療部関連の発表として,一般演題2「静脈瘤2」で,渡邊早百合が「食道静脈瘤に対するEISとAPCにより同時に治療しえた表在型食道扁平上皮癌の1例」を発表しました.

今回も,われわれ福島県立医科大学が得意とする食道胃静脈瘤治療に関する4演題を現地で発表し,他施設との活発な意見交換を行うことが出来ました.今回の学会で得た新しい知見を今後の診療,研究に活かしていきたいと思います.
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福島ESDハンズオンセミナー2023

2022年9月2日(土),郡山市の「ふくしま医療機器開発支援センター」にて,生体ブタを用いたESDハンズオンセミナーを開催させていただきました.ふくしま医療機器開発支援センターのご協力もあり,今回で第5回目となるセミナーを開催することができました.
講師を,内視鏡診療部 部長の引地と副部長の中村,濱田晃市先生(総合南東北病院 消化器内科),根本大樹先生(竹田綜合病院 消化器内科),藁谷雄一先生(公立相馬総合病院 消化器科)と共に担当致しました.

福島県内で勤務する10名の若手医師に受講していただき,各自35分×2回の生体ブタでのトレーニングのほか,切除胃およびG-Master(ESDトレーニングモデル)を用いたトレーニングも行っていただきました.生体ブタを使用する手術トレーニングは,国内でも限られた施設でしか行っておらず,大変貴重な機会になったと思います.

これからの福島県の消化器内視鏡治療を担っていく若手医師の姿が想像できるセミナーとなりました。また、この場をお借りしまして,講師の皆様,ご参加・ご協力いただきました各企業の皆様,そして,大変充実した時間をご提供くださった福島県ならびにセンターの関係者の皆様に深く感謝申し上げます.
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第25回日本高齢消化器病学会総会

2023年7月28日(金)から7月29日(土)に,第25回日本高齢消化器病学会総会/第19回消化器病における性差医学・医療研究会が,東京都千代田区のシェーンバッハ・サボーで開催されました.
内視鏡診療部からは,部長の引地拓人(病院教授),栁田拓実(助手)が参加しました.
栁田は,7月29日(土)に開催されたシンポジウム「75歳以上の消化管癌に対する内視鏡治療」において,東北30施設の多施設共同研究成果である「ESD非治癒切除であった85歳以上の早期胃癌患者の予後」を発表しました.日本の高齢消化器病研究を主導されている先生方と意見交換を行うことができました.
また,高齢者に関する最新の知見を広範囲に学ぶことができました.これらの知識を日々の臨床に生かすとともに,自らの新たな研究テーマの参考にしたいと思います.

高齢者の方々へさらなる安全な治療を提供できるよう,今後もエビデンスの構築を進めてまいります.







福島県消化器内視鏡技師研究会

2023年8月19日(土)に,福島県立医科大学講堂を会場として,第37回福島県消化器内視鏡技師研究会が開催されました.新型コロナウイルス感染の影響で,2021年度のオンデマンド開催以外は休会となっており,4年ぶりの現地開催でした.

部長の引地(病院教授)は,本会の代表世話人であり,代表世話人挨拶のほか,特別講演の講師として「消化器内視鏡診療におけるリスクマネージメントをふまえたチーム医療~タイムアウト・鎮静時の対応・患者急変時シミュレーション~」を講演しました.また,ディカッションセッション「全例でのタイムアウト導入へ向けて」では,藁谷雄一先生(公立相馬総合病院)とともに司会を担当しました.

内視鏡診療部所属の臨床検査技師・看護師・医師,看護部所属の看護師も,本会に参加しました.とくに,臨床検査技師の氏家洋幸は,本技師会の役員(事務局)として,準備・運営にわたり貢献しました.看護部所属の佐藤幸子は,ディカッションセッションでディスカッサーを務めました.

最終的に202名のメディカルスタッフが参加しました. 今回は,新型コロナウイルスの感染状況が読めなかったことから,苦渋の決断で,午前中のみの開催とさせていただきました.一般演題も講演も制限をしたことで,物足りなかったという意見も聞かれましたが,来年はコロナ前の姿に戻り,盛大に開催したいと思います. 代表幹事の本田毅さん(南東北福島病院)をはじめとする各施設代表の幹事の皆様,ご参加いただきました先生方やメディカルスタッフの皆様,企業の皆様に感謝申し上げます.
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日本消化器病学会東北支部第215回例会・第170回日本消化器内視鏡学会東北支部例会

2023年7月7日(金)と8日(土)に,第170回日本消化器病学会東北支部例会,日本消化器病学会東北支部 第215回例会が岩手県盛岡市のアイーナ(いわて県民情報交流センター)で開催されました。内視鏡診療部から,部長の引地拓人以下,中村純(副部長),橋本陽(助教),加藤恒孝(助手),栁田拓実(助手)が演者,司会・座長として参加しました。

引地は,日本消化器内視鏡学会東北支部の幹事ならびに両学会の支部評議員として参加し,消化器内視鏡学会のシンポジウム「高齢者における内視鏡診療 ~適応と限界~」で司会を務めました。
中村は,両学会の支部評議員として参加し,消化器内視鏡学会のプレナリーセッション「目指せ! 消化器内視鏡専門医」で審査員を務めました。
橋本は,両学会の支部評議員として参加し,消化器内視鏡学会のワークショップ「内視鏡手技の創意工夫 ~トラブルシューティングを含めて~」で,「表在型非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍におけるgel-immersion EMR」を発表したほか,一般演題で座長を務めました。また,今回から導入された消化器内視鏡学会の女性内視鏡医キャリアサポート委員会,東北支部女性内視鏡医の会のメンバーとしても活動しました。
加藤は,両学会の合同シンポジウム「ベスト・アウトカムをめざした消化器病診療」において,「レーザー内視鏡下のl-menthol散布による早期胃癌の明瞭効果~linked color imagingを中心とした検討~」を発表しました。
柳田は,消化器内視鏡学会のシンポジウム「高齢者における内視鏡診療 ~適応と限界~」で,「75歳以上の高齢者における食道ESD非治癒切除後の予後因子」を発表しました。

今回,主題演題を含む計5題の演題発表を行うことができました。また,久しぶりの現地のみの開催でしたが,発表者全員が現地参加することができました。座長の先生方,会場の先生方と直接議論を行うことで,新たな発見や課題を確認することができました。
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第11回佐賀内視鏡セミナー

2023年7月14日(金)に,第11回佐賀内視鏡セミナーが佐賀大学医学部附属病院で開催されました.
全国から招聘されたESDのリーダーである7名の医師(山本博徳先生,道田知樹先生,小原英幹先生,滝沢耕平先生,山田貴教先生,栗林志行先生,前畑忠輝先生)とともに,部長(病院教授)の引地拓人が講師として招聘されました. 午前中は佐賀大学消化器内科の若手医師(医師5年目の女性)が施行した実際の胃癌患者におけるESDを指導し,午後は胃ESDモデルで佐賀県内の研修医を含めた若手医師の指導を行いました.

本セミナーは,佐賀大学医学部附属病院光学医療診療部の病院教授である下田良先生により企画された,佐賀県を中心とした九州地区の若手医師の消化器内視鏡の技術向上とともに,研修医の勧誘も目的としたセミナーでした. 本セミナーに参加したことで,福島県内の若手消化器内視鏡医師の技術向上ならびに勧誘にあたって,いろいろな点が参考になりました.
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第105回日本消化器内視鏡学会総会

2023年5月25日(木)から27日(土)に,第105回日本消化器内視鏡学会総会が東京のグランドプリンスホテル新高輪で開催されました. 内視鏡診療部から部長の引地拓人,副部長の中村純,助教の橋本陽,助手の加藤恒孝,栁田拓実が参加しました.

引地は,評議員会ならびに消化器内視鏡推進連絡会第39回総会,指導施設・指導連携施設連絡会に参加し,WS10「Issues regarding endoscopic diagnosis and treatment of Barrett's esophageal adenocarcinoma」で司会を務めました.
中村は,評議員会に参加し,一般演題で「小児の食道静脈瘤に対する内視鏡治療の現状と課題」,WS10「Issues regarding endoscopic diagnosis and treatment of Barrett's esophageal adenocarcinoma」で,「Endoscopic submucosal dissection for patients with Barrett's esophageal adenocarcinoma」を発表しました.
橋本は,評議員会に参加し,一般演題で「表在型非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍におけるunderwater EMRとgel-immersion EMRの比較」を発表しました.
加藤は, 一般演題で「悪性食道狭窄に対する逸脱予防を考慮した金属ステント留置術」,パネルディスカッション「胃診療におけるadvanced diagnostic endoscopy」で「レーザー内視鏡下のL-メントール散布による早期胃癌の明瞭効果」を発表しました.
栁田は,一般演題で「85歳以上の超高齢者に対する胃ESD後の早期死亡予測」を発表しました.
今回,主題演題2題を含む計6題の演題発表を行うことができました.発表者全員が現地参加できましたが,改めて顔を合わせて議論を交わすことの重要性を認識できました.今後も発表を通じて臨床や研究の質を高めていきたいと思います.

また,関連研究会である「第10回内視鏡検査・周術期管理の標準化に向けた研究会」が5月27日(土)に行われました(会場:TKP品川カンファレンスセンターANNEX ホール1).本研究会で,引地が“「消化器内視鏡検査・周術期管理の標準化ハンドブック」 を見直す ~上部・下部消化管内視鏡検査~”でパネリストを務めました.消化器内視鏡診療に関わる医師,メディカルスタッフが多く参加し,議論が交わされました.
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Digestive Disease Week(DDW)2023

2023年5月6日(土)から5月9日(火)に,アメリカの消化器病関連学会週間であるDigestive Disease Week 2023(DDW2023)がイリノイ州シカゴのMcCormick Placeで開催されました。
内視鏡診療部からは,部長の引地拓人(病院教授),柳田拓実(助手)が参加しました。
柳田は,東北30施設の多施設共同研究成果である「PROGNOSTIC FACTORS AND SUITABILITY FOR GASTRECTOMY AFTER NON-CURATIVE ENDOSCOPIC SUBMUCOSAL DISSECTION FOR EARLY GASTRIC CANCER IN PATIENTS AGED 85 YEARS OR OLDER:A MULTICENTER RETROSPECTIVE STUDY」を5月7日(日)にポスター発表しました.海外の方からも多数ご質問をいただき,日本・東北における内視鏡治療の現状をお伝えすることができました.

久しぶりの海外学会の現地参加となりましたが,コロナ前の活気が戻った印象で,活発な質疑応答が行われておりました.主にASGE(アメリカ消化器内視鏡学会)のセッションに参加しましたが,日本と違った視点での研究や,日本未承認デバイスなど大変勉強になりました.また,日本を代表する先生方,同世代の先生方の素晴らしい発表を拝聴し,大きな刺激を受けました.
今後も福島から世界へ向けたエビデンスを発信していけるよう,日々の臨床や研究を大切にしていきたいと思います.
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第109回日本消化器病学会総会

2023年4月6日(木)から4月8日(土)に,第109回日本消化器病学会総会が長崎県長崎市の出島メッセ長崎で開催されました。
内視鏡診療部から,部長の引地拓人以下,橋本陽(助教),柳田拓実(助手),小早川雅男(医療研究推進センター教授)が参加しました。

橋本は,ワークショップ7「食道運動障害の最前線」のセッションで,演題「低体重の食道アカラシアに対するPOEMの有用性と安全性」を発表しました。
柳田は,一般演題「胃 ESD」のセッションで「後期高齢者の胃管癌に対するESD」を発表しました。 なお、引地は,日本消化器病学会の学術評議員として参加しました。

今回の学会は,現地参加+オンデマンド配信の形式となりました.現地参加者が2,600名以上とコロナ禍前の学会のにぎやかな雰囲気を味わうことができました。
今後も学会発表を通じて臨床や研究の質を高めていきたいと思います。
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第59回日本腹部救急学会総会

2023年3月9日(木)~10日(金)に第59回日本腹部救急学会総会が,沖縄県宜野湾市にて現地開催されました.
内視鏡診療部から、助手の加藤恒孝が演者として現地参加しました.
加藤は,ワークショップ「消化管出血に対する緊急内視鏡止血術のknack & pitfalls」の演者として,「食道・胃静脈瘤出血緊急例に対する内視鏡治療の現状」を発表しました.今回,われわれが得意とする食道・胃静脈瘤の分野の中でも,出血例に対する緊急治療に焦点を当て,日常診療ですぐに活用できる内視鏡治療のコツについて発表を行いました.発表内容に関し,各施設よりたくさんのご質問をいただいたことで,今後の食道・胃静脈瘤分野の診療に対するモチベーションを得ることができました.
今回の経験を今後の診療,研究にますます活かし,新たな知見を発信していきたいと思います.
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第95回日本胃癌学会総会

2023年2月23日(木)~ 25日(土)に第95回日本胃癌学会総会が、北海道札幌市にて現地開催されました.
内視鏡診療部から,部長の引地拓人ほか,助手の加藤恒孝,内視鏡診療部関連として公立相馬総合病院消化器科(元内視鏡診療部所属)の藁谷雄一が演者として現地参加しました. 加藤は,デジタルポスター「内視鏡治療」の演者として,「ESDを施行した胎児消化管類似胃癌の検討」を発表しました.最近注目されつつある,特殊型胃癌のひとつで,悪性度が高いために内視鏡治療例の少ない「胎児消化管類似胃癌」の内視鏡と病理組織学的特徴につき検討いたしました.また,藁谷雄一はデジタルポスター「内視鏡診断」の演者として,「上部消化管内視鏡検査におけるTexture and Color Enhancement Imaging(TXI)の有効性」を発表しました.

今回は,静岡県立静岡がんセンター内視鏡科の小野 裕之先生が会長を務めており,われわれ消化器内視鏡分野のセッションが非常に充実しておりました.本学会で得た最新の知見を今後の診療,研究に活かしていきたいと思います.
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第25回 腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)研究会

2023年2月22日(水)に,第25回腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)研究会がオンライン形式で開催されました.今回は,当番世話人の八田和久先生(東北大学病院 消化器内科)と武者宏昭先生(山形大学 第一外科)のもと,テーマ1「LECSにおけるKnack & Pitfall」,テーマ2「内視鏡を中?とした全層切除の可能性」として議論が交わされました.
部長の引地が世話人として参加しました.また副部長の中村が演者として参加し,テーマ1で「胃粘膜下腫瘍に対するLECSの内視鏡的な治療手技困難因子」を発表しました.
今後さらに普及するであろうEFTRと内視鏡下の縫合手技に対して,我々も準備を進めていきたいと思います.
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第169回日本消化器病学会東北支部例会,日本消化器病学会東北支部 第214回例会

2023年2月10日(金)と2月11日(土)に,第169回日本消化器病学会東北支部例会,日本消化器病学会東北支部 第214回例会が仙台国際センターで開催されました。
内視鏡診療部から,部長の引地拓人以下,中村純(副部長),橋本陽(助教),加藤恒孝(助手)が演者,座長として参加しました。
引地は,日本消化器内視鏡学会東北支部の幹事ならびに両学会の支部評議員として参加し,消化器内視鏡学会で特別セミナーの講師を務めました。
中村は,両学会の支部評議員として参加し,消化器内視鏡学会のシンポジウム「次世代の消化管内視鏡診療 -発展にむけた取り組みと課題-」で,「小児の食道静脈瘤に対する内視鏡治療の現状と課題」を発表したほか,同学会の一般演題で座長を務めました。
橋本は,両学会の支部評議員として参加し,消化器内視鏡学会のワークショップ「希少疾患の内視鏡像」で,「自己免疫性胃炎の臨床的特徴」を発表したほか,同学会の一般演題で座長を務めました。
加藤は,消化器内視鏡学会のシンポジウム「次世代の消化管内視鏡診療 -発展にむけた取り組みと課題-」において,「TXI観察下ヨード染色による表在型食道扁平上皮癌の視認性~色差での検討~」を発表したほか,消化器病学会の一般演題で座長を務めました。

内視鏡診療部関連の発表として,柳田拓実先生が消化器病学会のシンポジウム「消化器疾患の診断と治療の新展開」で「放射線治療後の局所遺残・再発食道扁平上皮癌に対する光線力学療法」,渡邊早百合先生が消化器内視鏡学会の一般演題で「食道静脈瘤に対するEISとAPCにより同時に治療しえた表在型食道癌の1例」を発表しました。

また引地,橋本の指導のもと,竹田悠太郎先生が報告した「Esophageal achalasia with severe malnutrition and liver enzyme elevation. Clin J Gastroenterol. 2022; 15: 345-350.」が,消化器病学会の第10回東北支部学術奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。

今回,主題演題4題を含む計5題の演題発表を行うことができました。 今後も発表を通じて臨床や研究の質を高めていきたいと思います。





















GI Week 2023(第19回日本消化管学会総会学術総会・第16回日本カプセル内視鏡学会学術集会・第50回日本潰瘍学会)

2022年2月3日から5日にかけてGI Week 2023(第19回日本消化管学会総会学術集会・第15回日本カプセル内視鏡学会学術集会・第50回日本潰瘍学会)が,京王プラザホテルでの現地およびオンラインで開催されました。

内視鏡診療部から,副部長の中村純,助教の橋本陽が演者として参加しました。また,引地は消化管学会学術企画委員としてプログラム作成にかかわり,消化管学会とカプセル内視鏡学会の代議員として出席しました。また,中村も消化管学会の代議員として出席しました。昨年9月まで助手であった小橋亮一郎も演者として参加しました。

中村は,消化管学会PD6「消化器癌に対する低侵襲治療(ロボット手術、LECS)の現状と課題」で「胃粘膜下腫瘍に対するLECSの治療手技困難因子」を発表しました。橋本は,消化管学会WS1「良性食道疾患(GERD、運動異常症、裂孔ヘルニア)に対する内視鏡・外科治療」で「治療歴を有する食道アカラシアに対するPOEMの有用性と安全性」を発表しました。 小橋は,消化管学会PD1「食道胃接合部癌診療の最前線」で「バレット食道腺癌に対するESDの治療成績と予後」を発表しました。

内視鏡診療部関連で消化管学会の主題セッション演題として,消化器内科の栁田拓実が,WS2「十二指腸表在腫瘍の診断と治療の最前線」で「表在型非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍に対するUnderwater EMR」を発表しました。

今回,4つの主題演題で発表を行うことができました。 現地参加者が少ない印象でした。しかし,現地参加では、座長の先生方との質疑を含め、直接議論を行うことで見えてきた課題や改善点がありました。今後も、発表を通じて日常診療や臨床研究へのフィードバッグを行っていきたいと思います。
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超拡大内視鏡「エンドサイト」レクチャー

2023年1月20日(金)の夕方,埼玉医科大学総合医療センター消化管外科・一般外科の准教授・熊谷洋一先生を内視鏡診療部にお招きして,内視鏡モデルを用いた超拡大内視鏡「エンドサイト」の使い方のレクチャーを施行していただきました. 熊谷先生は,東日本大震災の直後まで,郡山市の太田西ノ内病院にご勤務されていた福島県にゆかりがある先生であり,エンドサイトの開発者です. 短い時間のレクチャーでしたが,エンドサイトの臨床応用に向けて,たいへん参考になったご指導でした.
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