”カワウチレジェンズVR版”が新聞3紙に掲載されました

☆2022年12月8日付で「福島民報」「福島民友」「読売新聞」の3紙に、”カワウチレジェンズVR版”を活用した「救急・災害医学セミナー」(12月5日~7日開催)での様子が取り上げられました。

 3D版では人の身体から医師が五感を用いて得られる生体情報に乏しい事が示唆されたことから、新たにVR版を作成し、実習参加者がよりリアルに生体情報を観察できる環境を整備しました。

 具体的には、呼びかけによる反応(近づく、両肩を叩く)、胸郭運動の観察(呼吸回数と左右差)、脈拍数、目視による観察(腹部膨隆、下腿変形、離断)を、8つの傷病パターンで認識評価できるように設計しました。
 あわせて、①メタバース内の任意の位置に、放射線源を設置し、それを検知測定できるシステムを設ける事、②活動中に照度低下・視野狭窄・マスクの曇りを設定する事でより実際の福島第一原発内の環境に近い状況の再現を試みています。

 VRの利点の1つとして、対面実習では実際に体験できない過酷環境を疑似体験することが可能となる事、未来の危機的状況を事前に体験し備えておくための機械となりうる点が、VR運用の利点と考えます。加えて、異なる場所から同時に参加出来る点も、利点の1つと考えます。我々は2カ国語で実習を行い、実際に海外の学生にも3D教材を運用した経験を持ちます。

 

2022年12月12日