緊急被ばく医療

 原子力災害が現在も進行中の福島では、あらゆる被ばく・汚染を伴うあらゆる傷病者が原発内で発生しうると考えて緊急被ばく医療体制を構築しています。被ばく医療について当院では、あくまでも日常の診療手順が基本であり、そこに被ばく医療特有の手順がいくつか加わった、いわゆる応用医療と考えています。そのため、その診療手順についてはJATEC™の診療手順に、被ばく医療特有の手順を組み込み、未経験者でも対応しやすいよう配慮しています。  
 将来的には、CBRNE(C: chemical 化学 , B: bacterial 生物 , R: radiological 放射性物質 , N: nuclear 核兵器, E: explosive 爆発物)と表現されるあらゆるタイプの外来脅威に応用できることを目標の一つとしています。

2022年05月25日