医療活動

 放射線災害医療とは、一般救急医療、緊急被ばく医療、災害医療の三つの視点から事態を判断し、臨機応変に対応する、新しい応用医学分野です。その領域は狭義の医療にとどまらず、要支援者への福祉、住民への保健など広範にわたります。災害亜急性期以降の医療は、まさに究極の地域医療にほかなりません。日常は一般救急診療に携わる一方で、東日本大震災で露見した種々の課題を抽出・改善して、それを広く国際社会に還元する使命をもちます。

2022年05月25日