救急・災害・被ばく医療の充実震災と原発事故の経験を活かした県立医大ならではの医療を充実させます

県面積が全国3位の広さを持つ福島県では、救急や災害の現場にいち早く駆けつけ、必要な医療を行い、適切な医療機関へ患者さんを搬送することは終わりのない課題です。福島県立医科大学附属病院では全国でも珍しい「災害医療部」を立ち上げ、震災や原発事故で得た経験を活かした救急・災害・被ばく医療体制を構築していきます。

「災害医療・救命救急センター」の整備

  • 災害医療や救急医療に対応できる高度救命救急センター機能を従来以上に強化
  • 大規模災害時に少しでも多くの要救護者を受け入れるため、ふくしまいのちと未来のメディカルセンター棟1階のエントランスをトリアージスペースとして利用できる機能を装備
  • 複合災害における関連機関との連携体制の構築

「災害医療救命救急センター」のエントランスは、災害時により多くの方を受入れ、トリアージを行うこともできるよう設計されています。(※イメージ図)

「高度被ばく医療支援センター」「原子力災害医療・総合支援センター」の整備

福島県立医科大学は2015年8月、原子力規制委員会より、「高度被ばく医療支援センター」「原子力災害医療・総合支援センター」に指定されました。

高度被ばく医療支援センター

  • 地域の原子力災害拠点病院等では対応できない高度専門的な診療及び支援を行うとともに、高度専門教育等を行う

原子力災害医療・総合学習センター

  • 原子力災害拠点病院に対する支援や関連医療機関とのネットワークの構築
  • 原子力災害時には、原子力災害医療派遣チームの派遣調整等を行う
  • 担当地域は 福島県、茨城県、新潟県、静岡県、神奈川県