沿革

1950(昭和25)年4月~1960(昭和35)年 北村四郎教授

病理学第一講座(病理学教室)が1950(昭和25)年4月、県立医大の設置とともに創設。初代の指導者は新潟大学出身の北村四郎教授、研究の主題は野兎病・類白血病反応であった。また北村教授は本学の博士第一号である。今日の教室の基礎が築かれる。

1960(昭和35)年~1979(昭和54)年4月 小島瑞教授

北村教授は新潟大学へ転出し、東北大学より小島瑞教授が着任。1969(昭和44)年には教室が杉妻町本館に移転する。研究の主題は網内系で、1971(昭和46)年には日本網内系学会、1978(昭和54)年に日本血液学会、1984(昭和59)年には国際網内系学会を主催した。その後、小島教授は筑波大学に転出することとなる。

1979(昭和54)年10月~1992(平成4)年11月 若狭治毅教授

東北大学より若狭治毅教授が着任。研究の主題は網内系の他、難治性炎症性腸疾患、小児腫瘍となる。1994(平成6)年には第34回日本網内系学会総会を主催。その後、若狭教授は学長に選出されることとなる。

1996(平成8)年1月~2013(平成25)年3月 阿部正文教授

本教室の阿部正文助教授が教授に就任する。主な研究課題は悪性リンパ腫の病因・病態に関する研究、悪性リンパ腫の診断と分類、血液病理学。2009(平成21)年4月に、基礎医学系講座の病理学第一講座と大学附属病院の病理部を統合・再編する。そして臨床医学系講座の病理病態診断学講座を設立。大学附属病院内に病理診断科を設置する。その後、阿部教授は定年退任することとなる。

2013(平成25)年12月~現在 橋本優子教授

阿部教授に続き、本教室の橋本優子講師が教授に就任する。研究の主題はリンパ網内系の反応性ならびに腫瘍性病変。これまで培われてきた研究の成果を受け継ぎつつ、臨床医学系講座として、病理診断科・病理部では特にリンパ節、血液病理、乳腺病理の診断に力を注いでいる。

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