志賀 哲也 先生 (バルセロナ大学)

海外留学報告

福島県立医科大学医学部 神経精神医学講座
志賀 哲也

バルセロナ大学のRecinte Mundetキャンパスの風景、緑豊かな道を歩く人々が写っている。

 私は2014年4月からスペインのバルセロナ大学に留学中です。Institute for Brain, Cognition and Behavior (IR3C)という研究室で、聴覚事象関連電位(音を聴いたときに現れる脳波)の研究を行っています。なぜ音の情報処理の研究をしているかといいますと、この処理過程に統合失調症をはじめとした精神疾患での異常がわかってきており、病態を理解する上で重要ではないかと考えられているからです。

 私はスペイン語もわからないままバルセロナに乗り込みましたが、こちらの方はみなさん陽気に接してくれるのでホームシックになることもありませんでした。また、スペイン料理は何を食べても大変おいしく、今のところ日本食が恋しくなることもありません。まず、大学の学食もおいしい。赤・白のワインやビール、カヴァ(スペインのスパークリングワイン)も備えられていて、昼食を重視するスペイン人ならではだと感じました。

大学の食堂の内部、オレンジ色の壁とカウンターがあり、料理が並ぶビュッフェスタイルのスペース。
冷蔵庫の中に並ぶワインボトルと水のペットボトル。背景にはオレンジ色の壁が見える。

 ここには、バルセロナ大学Mundetキャンパスの写真をいくつか掲載させて頂きました。1年のうち300日が晴れという素晴らし気候のなかで、サッカーをしたり、中庭で日向ぼっこをしたり、自由な雰囲気に溢れています。

バルセロナの公園で、テニスコートを囲む緑豊かな風景と人々が活動している様子。
バルセロナ大学の中庭にあるプールと緑の木々が見える風景。

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