脳波検査

 今年度も臨床生理検査学実習が無事に終わりました。心電図検査から始まり、呼吸機能検査、超音波検査、神経伝導検査などなど・・・、そして最後の脳波検査まで7週間の実習です。

 「脳波検査」は生理検査の一つで、頭におよそ30本の電極を貼って検査します。電極をぺたぺた貼るだけで脳の働きを調べられるなんて、凄いと思いませんか?脳には微弱な電流が流れており、「脳波検査」は脳神経細胞の電気活動を記録します。対象になるのはてんかん、意識障害などの患者さんです。CTやMRIなどの画像検査で構造的な異常が無い場合でも、「脳波検査」により機能的な異常が見つかる場合があり大事な検査です。また、脳波によって睡眠の質や日中の眠気を検査する、睡眠ポリグラフ検査(PSG)や反復睡眠潜時検査(MSLT)などもあります。「脳波検査」ではたくさんの電極を頭の正しい位置に素早く装着するスキルや正しく結果を読み取る知識が求められます。生理検査は患者さんと直接接する検査であるため、コミュニケーション能力も重要です。電極装着中の患者さんとの会話の中から、重要な知見が得られることもあります。

 「脳波検査」の実習では、学生同士が検査技師や患者さんの役割になり検査を進めました。被検者のクラスメイトが眼を閉じるとα波が出たり、入眠すると特徴的な睡眠波形が出たりと、講義で習った波形が本当に出現することに感心しているようでした。来年度は内容を更にブラッシュアップしようと思っており、「脳波検査」の興味深い面が学生に伝わると嬉しいと思っています。

脳波検査 臨床実習

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