脳神経内科学講座
Department of Neurology
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教室紹介
当教室は、山本悌司初代教授のもと1989年4月に診療科として設置され、1995年からは神経内科学講座となり、福島県での神経疾患の診療、専門医の育成、研究活動を担ってきました。2007年5月に宇川義一教授が就任され、経頭蓋磁気刺激をはじめとして臨床神経生理学的手法を用いた診断や、新しい神経疾患の治療を精力的に進めました。2018年9月に金井数明教授が第3代教授として就任しています。また2019年4月1日より、脳神経内科学講座となりました。
当科では脳・脊髄・末梢神経・筋疾患を対象としており、症候としては、運動障害、しびれ、疼痛、歩行障害、言語障害、発作性疾患、感染症などを幅広くみております。
研究活動
現在、従来の臨床神経生理を用いた診断とともに、新しい経頭蓋磁気刺激法を用いたパーキンソン病・てんかんなどの治療開発を精力的に行っています。また、神経軸索興奮特性検査などを用いた疾患バイオマーカー探索研究や家族性周期性四肢麻痺・家族性てんかんなどのチャネル病の病態解明について遺伝子導入細胞のパッチクランプ法に等を用いた研究なども行っています。このほか、末梢神経・筋肉疾患の病理学的研究や、多くの神経疾患の臨床研究を行っています。
教育活動
卒前教育としては医学部5年生に対する、1週間の臨床実習と、6年生を対象とした1ヶ月間のadvanced courseによる充実した臨床実地教育を行っています。
卒後教育としては初期研修期間中に2-3ヶ月間、指導医のもとで入院患者を受け持ち、神経筋疾患の診断・治療について実践的に学びます。後期研修医は担当患者の検査計画・治療方針の決定に主導的に関われるよう日々研鑽を積み、症例検討会や脳外科とのジョイントカンファランス、内科合同カンファランスなどを通じて、幅広くディスカッションし担当症例に対する理解を深めます。また、神経内科専門医取得に必要な症例の経験をするとともに、神経診察の基本から応用まで臨床神経学の知識を学びます。この間に受け持った患者に即して、臨床神経生理・脳画像・神経病理などの専門的なスキルの習得に専念します。後期研修の後には、日本内科学会認定医、神経内科専門医を取得します。
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