Sunrise Japan Hospital PhnomPenhとMOU(覚書)を締結しました
~カンボジアと福島をつなぐ新たな医療連携のかたち。国際的な学術交流と人材育成を通じて、未来の医療に貢献します~
福島県立医科大学は、2025年10月27日(月)、カンボジアのSunrise Japan Hospital PhnomPenhと学術交流に関する覚書(MOU)を締結しました。本協定を通じて、医療人材育成や共同研究をはじめとする国際的な連携をさらに推進していきます。
Sunrise Japan Hospital PhnomPenhは、「日本の医療をまるごと輸出する」という理念のもと、2016年に開院した、日本の民間会社Sunrise Healthcare Service Co., Ltd.が運営する日本式の総合病院です。「世界一信頼される病院」を目指し、質の高い医療をカンボジアの人々に届けるとともに、現地医療人材の育成にも力を注いでいます。本学とは、これまでも医療者の派遣や共同研究等での活発な交流があり、今回の覚書の締結に至りました。
協定締結式は本学にて対面方式にて執り行われ、本学からは竹之下誠一理事長兼学長、竹石恭知副理事長、藤森敬也医学部長、山下俊一副学長兼国際交流センター長、坪倉正治主任教授(放射線健康管理学講座)、志村浩己主任教授(臨床検査医学講座)、小橋友理江講師(臨床検査医学講座)が出席し、Sunrise Japan Hospital PhnomPenhからは岡和田学院長、松下弘典代表取締役、鎌田圭也取締役が出席しました。
岡和田院長(南相馬市出身)は、自身の地元である福島への貢献の意欲を語るとともに、カンボジアの課題に対する協力体制の構築を呼びかけながら、「福島県立医科大学との交流を通じて、将来的にはアカデミックな分野での大きなプロジェクトができることを非常に心待ちにしている」と、今後の交流に向けた希望を表明しました。
竹之下理事長兼学長は、「Sunrise Japan Hospitalは、カンボジアの医療水準向上に貢献されており、その取り組みは国際的な医療連携の模範であり、当大学にとっても大きな学びとなる」と敬意を述べました。さらに、「今回の協定締結を新たな出発点とし、両組織の協力関係がさらに発展し、未来の医療と人材育成に寄与することを心から願っている」と、今後の交流への思いを語りました。
今回の協定締結により、本学が掲げる「地域に根ざし、世界とともに歩む」理念のもと、国際性の涵養及びグローカルに活躍できる医療人の育成と、カンボジアにおける医療水準の向上に貢献してまいります。
後列左から:坪倉主任教授(放射線健康管理学講座)、山下副学長兼国際交流センター長、志村主任教授(臨床検査医学講座)、小橋講師(同講座)
前列左から:藤森医学部長、竹石副理事長、松下代表取締役、鎌田取締役。
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