2016年1月29日

《被災地現場視察》 東京電力福島第一原子力発電所視察

原発事故当初より諸機関の前線基地として活用されたJヴィレッジにおいて、東電職員より原発の廃炉作業の現況について解説を受けた後、帰還困難区域を経て第一原発を訪問。入退域管理棟にて救急医療室を見学し、当直の医師及び東電職員により現在の救急医療対応の状況の説明を受けた。続いて個人線量計を装着し、バスにて免震重要棟を訪問し、内部の現地指揮状況を視察した。その後はバス車内から汚染水処理施設・各種汚染水タンク設置状況・3、4号機廃炉作業現場・5,6号機救急医療室跡・外部電源破損状況・5,6号機近傍で生き残ったディーゼル発電機等を見学。

医療に関する説明を受ける人々が集まる福島県立医科大学の教室の様子。
福島県立医科大学の建物とクレーンが見える駐車場の風景、曇り空の下で撮影された。

感想等(抜粋)

福島原発の現状を知ることができ、有意義な時間だった。福島原発内の医療提供に関して、ERへの来室者は7-8人/月程度との話ではあったが、作業者が安心して作業を継続するためには、必要な医療体制であり、今後も続けていかなければならないと感じた。また、汚染傷病者がいつ発生するかわからないため、院内の被ばく医療体制の維持と教育の必要性を改めて認識することができた。

最後に、このセミナーへ参加しての全体のご意見・ご感想を伺いました。(抜粋)

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