講座ブログ
ウインター・フォーラム!
2018/12/19
皆さん、真剣にセルフワーク中・・・
地域・家庭医療学講座では「家庭医療 サマー・フォーラム」を毎年開催してきました。今年7月のサマー・フォーラムが予想以上に好評だったので(Facebook ページ)、「冬もやろうか!」ということで初めて開催したこの企画
家庭医療/総合診療 ウインター・フォーラム 2018
まずは地域・家庭医療学講座 助教の中村先生
50代の男性が、椅子から立ち上がったらめまいがして倒れた、と救急車で搬送されたという事例。意識障害なのか? 失神なのか?というところから、問診を通してこの患者さんに何が起こっているのかを浮かび上がらせていきました。
そして別の患者さん、80代女性が排尿時の失神で倒れ、検査では問題がないことがはっきりしたのに家族から「入院させてくれないんですか?」との言葉。みなさんならどう感じますか? どう応えますか? という問いかけ。どうやってこのご家族と話をしていけばいいのか、その背景に何があるのかを探ることの重要性を感じていただけたと思います。
次は かしま病院 総合診療科 の渡邉聡子先生
高齢の患者さんをどのように評価するか、というテーマを、模擬患者のシナリオビデオを通して学ぶセッションでした。役者はかしま病院のスタッフ。迫真の演技は40代の医師が本当に80代に見える!と大評判です。
お嫁さんが「おしっこが漏れてるみたいで」といえば、患者さん本人は「そんなこと先生に言うことないだろ!」と反応する。それ以外にも色々なポイントの散りばめられた動画をみて、CGA (高齢者総合機能評価)という枠組みを紹介し、この方が抱える健康問題をどのように評価したらよいかを考えました。
最後は 専攻医の声 森薗 健太郎 先生
一応、専門研修プログラムのアピールも入れさせていただきました〜 といっても、内容は森薗先生が学生時代考えていたこと、そこから福島を専門研修先として選んだ理由、選んでみての率直な感想、という流れで、これから進路選択を考えていく学生・研修医の皆さんには、たとえ総合診療以外の分野を考えていたとしても参考になる話題提供だったのではないでしょうか?
ということで、参加者・スタッフ合わせると約30人に集まっていただき、充実したフォーラムになりました。また調子に乗って、来年夏・冬も・・・と企画していきたいと思います!
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