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福島県立医科大学 トピックス

研究成果報告会「ふくしまのしなやかな回復力」を開催いたします。

日時:平成31年2月15日(金) 15:00〜17:00
場所:8号館N301会議室
入場無料(事前参加登録のご協力お願いします)

震災直後には精神的に健康とは言えない人が多く存在した福島県内でも時間的経過と相まって回復してきた人も多いのも事実です。
安定と成長に対してもたらされた深刻な脅威に対して抵抗(resistance)したり、動的に回復(resilience)してきた集団が確実に存在することが認識されています。

私たち研究グループは多様な背景(県民健康調査、公衆衛生学、こころの医学、人間科学、リスクコミュニケーション、心理学)を有し、総合的に学際的で多面的な断面から心の回復にフォーカスして、「元気の素となる活動」、「地域住民 との交流」、「地域活動への参加」、「知人友人との励まし」などを解析して、回復促復要因を同定・応用して、こころの復興に生かせないかと考えていました。

科学研究費基盤研究の支援を受けて、平成28(2016)年度から3年間研究を行って来ました。得られたこれらの成果を復興のために働いている大切な「地の塩」(社会の模範となる)人材と共有し、役立てていただきたいと考えています。

プログラム
司会

大戸 斉(福島県立医科大学)、安村 誠司(福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座)

講演

「福島におけるメンタルヘルスの現状と課題:レジリエンス視点の重要性」
前田 正治(福島県立医科大学医学部災害こころの医学講座)

「被災地のレジリエンスとその軌跡」
中島 聡美(武蔵野大学人間科学部)

「複合災害被害者のレジリエンス獲得:東日本大震災後の福島県民のこころとからだの元気について」
大類 真嗣(福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座)

「複合災害被災者に特有のレジリエンス項目」
竹林 唯(福島県立医科大学医学部災害こころの医学講座)

「震災から8年:防災準備と健康診断受診行動はどう変化したか」
村上 道夫(福島県立医科大学医学部健康リスクコミュニケーション学講座)

「震災時の保健活動における市町村や関係機関とのつながり」
風間 聡美(福島県相双保健福祉事務所)

お問い合わせ(事前申込先)

研究成果報告会事務局(担当:野田)
TEL 024-547-1802
E-mail
(内線:5479)

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