●場所:8号館N301会議室
●入場無料(事前参加登録のご協力お願いします)
震災直後には精神的に健康とは言えない人が多く存在した福島県内でも時間的経過と相まって回復してきた人も多いのも事実です。
安定と成長に対してもたらされた深刻な脅威に対して抵抗(resistance)したり、動的に回復(resilience)してきた集団が確実に存在することが認識されています。
私たち研究グループは多様な背景(県民健康調査、公衆衛生学、こころの医学、人間科学、リスクコミュニケーション、心理学)を有し、総合的に学際的で多面的な断面から心の回復にフォーカスして、「元気の素となる活動」、「地域住民 との交流」、「地域活動への参加」、「知人友人との励まし」などを解析して、回復促復要因を同定・応用して、こころの復興に生かせないかと考えていました。
科学研究費基盤研究の支援を受けて、平成28(2016)年度から3年間研究を行って来ました。得られたこれらの成果を復興のために働いている大切な「地の塩」(社会の模範となる)人材と共有し、役立てていただきたいと考えています。