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福島県立医科大学 トピックス

救命救急士を対象に止血講習会を開催

〜オリンピック、パラリンピック開催を前にテロ災害等の対応力向上を目指して〜

1月7日、8日の両日にわたり、本学において、県内各消防本部の救急救命士約120名を対象にターニケットを用いた止血の講習会が開催されました。これは、2020年に開催されるオリンピック、パラリンピックを前に、救急現場におけるテロ災害等の対応力の向上を目的として企画されたものです。

本学の救急医療学講座の伊関憲主任教授が講師を務め、多数傷病者が発生し、医師による速やかな対応が得られない状況下などで、四肢からの大出血の傷病者に「ターニケット」と呼ばれる止血用器具を使用する方法を、実習を交えて解説しました。この研修を受講した救急救命士には県から修了証が授与され、それぞれの勤務する消防署で他の隊員への実技伝達も期待されています。

伊関教授は、「ターニケットを実際に使い慣れることで、日常業務で緊急事態にある外傷患者に対しても救命の一助となる」とこの講習会の意義を語りました。

止血講習会の様子1 止血講習会の様子2

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