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福島県立医科大学 トピックス

パンダハウスの新棟が完成しました

セレモニーの様子
セレモニーの様子

本学附属病院に入院し、小児がんなどの難病と闘う子どもや家族の方のための滞在施設「パンダハウス」の旧棟の建て替えが完了し、4月21日(土)に新生パンダハウスとして、オープニングセレモニーが開催されました。
本学附属病院には、福島県内外から多くの方が治療に訪れます。パンダハウスは、闘病する子ども達と家族のための、日本で初めての滞在施設として、皆様からの寄付により1997年に設立されました。以来、認定特定非営利活動法人(NPO)パンダハウスを育てる会が、皆様からの寄付金を基にハウスの運営・維持管理をしています。

完成した新棟の外観
完成した新棟の外観

今回の建て替えは、日本財団の「難病の子どもと家族を支えるプログラム」による助成を受けて実現したものです。建て替えられた新棟と、昨年5月に増築された棟と合わせて7室の居室が整備され、より多くのご家族にパンダハウスをご利用いただけるようになりました。
 新棟の設備は医療的ケアにも対応した設計になっており、長期療養を必要とする方や、感染に特に配慮する必要がある方にもご利用いただけるように、各室にバス・トイレが完備されています。
 広々とした「みんなのホール」は、キッチン付きの多目的ホールとして闘病中のご家族同士の交流や勉強会など、様々な目的での利用が想定されています。
 パンダハウスは光にあふれ、木のやさしい香りに包まれた、ゆったりとした時間が過ごせる空間です。清潔で気持ちの良いお部屋で過ごすことで、毎日看病されているお父さん、お母さんの疲れが少しでも癒されることを願ってスタッフの皆さんが日々管理に励んでおられます。

 また、新棟完成を機に、パンダハウスの新しい事業として「相談事業」が始まります。パンダハウスを利用される子ども達は、頑張って治療を終えた後も、医療的ケアが必要であったり、日常の生活を取り戻すことが困難であったりと、様々な事情を抱えています。入院中だけではなく、退院後成長していく中で、復学・就労などライフステージに寄り添った包括的な支援が必要になります。パンダハウスでは、「パンダハウス相談室」を設置し、医療・保健・教育・福祉などの多職種・地域連携のハブ拠点として、病と生きる子どもとその家族を、長期的・継続的に支援することを目指しています。

 小児の慢性的な疾病は、闘病中の子ども達はもちろん、その家族にとっても心身に大変な影響を及ぼします。例えば、感染症等を予防するため中学生以下の子ども達は小児病棟に入ることができず、入院中の子ども達はなかなか兄弟姉妹に会うことができません。そのようなとき、パンダハウスがあるおかげで、一時外泊を許された子どもは、兄弟姉妹と久しぶりに遊ぶことが可能になります。パンダハウスは、本学附属病院で治療を受ける子ども達とその家族に心休まる時間を提供し、闘病のストレスを減らしてくれる、大切な場所となっています。

光にあふれた気持ちの良いデッキ
光にあふれた気持ちの良いデッキ
玄関ではパンダがお出迎えしてくれます
玄関ではパンダがお出迎えしてくれます
家族みんなで宿泊できる居室
家族みんなで宿泊できる居室
広くて明るい新棟の居室(家族用)
広くて明るい新棟の居室(家族用)
新棟の居室には、シャワー・トイレが完備
新棟の居室には、シャワー・トイレが完備
柱時計にもパンダがいます
柱時計にもパンダがいます
医療的ケアに配慮した新棟のトイレ
医療的ケアに配慮した新棟のトイレ
相談室は個室で安心してお話ができます
相談室は個室で安心してお話ができます

パンダハウスからのお願い

■寄付のご案内

パンダハウスの維持・運営は、会員会費と皆様からの寄付金で支えられています。活動の趣旨にご賛同いただきご支援をお願い申し上げます。
【パンダハウスHP】ご支援のお願い:http://pandahouse.org/sien

■ボランティア募集のご案内

ボランティアとして、おそうじ、庭の手入れ、クリスマスプレゼント作り、メモリアルキルト作り、パンダバッチ作り、バザーなどたくさんの仕事があります。毎日ではなく、通えるときだけのお手伝いでも大歓迎です。
【パンダハウスHP】ボランティア募集:http://pandahouse.org/sien/volunteer

担当 : 広報コミュニケーション室

電話 024-547-1016(事務:企画財務課)
/ FAX 024-547−1991

 

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