

福島県立医科大学 トピックス
10年の感謝と未来へ―ふくしま子ども・女性医療支援センター記念講演会開催報告

令和7年4月12日(土)、福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療支援センターは、開設10周年を記念した講演会を、コラッセふくしま(福島市)にて開催しました。
ふくしま子ども・女性医療支援センターは、2016年に「女性が安心して子どもを産み育て、女性の生涯にわたる健康を支える」ことを目的として設置され、以来、県内一体となり福島県内における周産期・小児・女性医療の充実に貢献してまいりました。
具体的には、産婦人科講座、小児科講座、小児外科講座と連携・協力し、県外からの専門医の招へいや若手医師のスキルアップ、専門診療の充実、県内医療機関との連携強化のほか、婦人科悪性腫瘍の低侵襲手術の導入支援や小児集中治療室(PICU)の立ち上げへの参画など、先進的医療の導入についても推進して参りました。
開設から10年を迎える今年においては、県外から招へいした常勤医師が5名、非常勤医師を含める16名に達しております。これらの医師は全て、産婦人科、小児科、小児外科のエキスパートであり、福島県内の子どもと女性の医療を支える次世代の医師の育成に貢献しております。
講演会当日は、県内外から多くの医療関係者や県民の皆さまにご来場いただきました。
はじめに、竹之下誠一理事長兼学長より主催者挨拶が行われ、続いて福島県保健福祉部長・菅野俊彦氏より祝辞をいただきました。
その後、センター長・橋俊文教授による「10年の歩み」の紹介に続き、吉村泰典慶應義塾大学名誉教授・本学副学長、森まさこ参議院議員(元少子化及び女性活躍大臣)、小川真里子特任教授によるご講演が行われ、女性と子どもの健康支援に関する幅広い視点と貴重な知見が共有されました。
そして、副センター長の横山浩之教授が閉会の挨拶として謝辞を述べ、本講演会は盛況のうちにすべてのプログラムを終えました。
講演終了後には、報道機関との質疑応答も行われ、活発な意見交換の場となりました。
今後もふくしま子ども・女性医療支援センターは、誰もが住みやすく安心して子どもを健やかに育て、健康に人生を送ることができる福島県の実現を目指してまいります。
地域に根差した信頼される医療を提供し、子どもと女性の健康を支える取り組みを一層進めてまいります。
ご来場いただいた皆さま、関係機関の皆さまに心より感謝申し上げます。




写真下段左から 橋俊文センター長・教授、小川真里子特任教授