HOME > トピックス

福島県立医科大学 トピックス

大ファン・ゴッホ展(仮題)でアートセラピーのさらなる臨床医学発展を目指します

令和5年12月6日(水)、大ファン・ゴッホ展実行委員会設立準備会※が設立され、大ファン・ゴッホ展(仮題)が2026年と、2027年に福島県立美術館で開催されることが発表されました。
 発表会には、本学からは竹之下誠一理事長兼学長、下村健寿病態制御薬理学講座主任が出席しました。

福島県誕生150周年、東日本大震災及び原発事故から15年の節目に、ファン・ゴッホ作品のコレクションで世界的に有名なクレラー・ミュラー美術館(オランダ)所蔵のファン・ゴッホ作品を中心とする「大ファン・ゴッホ展」(仮題)が2回にわたり開催されます。

本学では、これまでフェルメールやゴッホなどの絵画におけるアートセラピーの融合を進めてきました。アートセラピーは現在、欧米をはじめ世界中のメディカルセンターで行われているメンタルヘルスにおける最新医療です。名画は、人の心に直接働きかけて感動や安らぎを与えるだけでなく、ストレスを取り除く効果があり、驚くべきことに身体的な症状をも改善することがはっきりと報告されています。
 レンブラントやフェルメールの名画を所蔵するマウリッツハイス美術館は、オランダのHAN応用科学大学との共同研究によって鑑賞が心だけでなく血圧などの体の症状の改善にも有効であることを発見しました。 今回の展覧会において、本学はマウリッツハイスの研究などをもとに、独自の研究分野を応用して、鑑賞時の自律神経機能評価やオキシトシンなどのホルモンの変化を調べます。これらを通じ、日本で最初となる、絵画鑑賞や展示の枠を超えたアートセラピーのさらなる臨床医学発展を目指します。

1 会期
(1)第1回展覧会「夜のカフェテラス」ほか
2026年2月21日(土曜日)から5月10日(日曜日)
(2)第2回展覧会「アルルの跳ね橋」ほか
2027年6月19日(土曜日)から9月26日(日曜日)
2 会場
福島県立美術館(福島市森合字西養山1番地)

※大ファン・ゴッホ展実行委員会設立準備会【構成員】
福島県、福島県教育委員会、福島民報社、公立大学法人福島県立医科大学、福島テレビ、福島放送、テレビユー福島

写真

▲TOPへ