HOME > トピックス

福島県立医科大学 トピックス

12年半ぶりの自衛隊化学学校表敬訪問で感謝状贈呈

2023年9月5日に山下俊一副学長が竹之下理事長名代として自衛隊化学学校を訪問し、榑林寿弘学校長兼大宮駐屯地司令に、長谷川有史放射線災害医学講座教授とともに感謝状を手渡しました。
※上記写真左から榑林寿弘学校長兼大宮駐屯地司令、山下俊一副学長

自衛隊中央特殊武器防護隊は国内外で発生する特殊災害に対して迅速に対応する使命をもった組織ですが、化学学校卒業生から隊員は養成されています。2011年3月の東日本大震災伴う福島第一原発事故対応のために、本防護部隊の隊員らはその直後から4ヶ月間当学附属病院に常駐し、本学ならびに浜通りを中心に多大なる貢献を頂きました。

写真

福島第一原発事故当時の
中央特殊武器防護隊院内駐屯の風景

写真

放射線災害医療センター前で、
隊員の皆さんと全国からの応援者の皆さんと

当時の混乱と混迷から12年半が経過し、再び世界情勢が不穏な状況にある中で、中央特殊武器防護隊員の養成を担う自衛隊化学学校へやっと本学からの感謝と御礼が叶った瞬間でもありました。

榑林寿弘学校長ならびに生田敬三教育部長からは、自衛隊隊員の隊員教育における学術的支援についての課題や相互における研鑽交流の話題などが寄せられました。これを受け、10月上旬には竹之下理事長が直接自衛隊化学学校を訪問し、未来指向型連携の具体化に向けて意見交換が行われる予定です。本学は、東日本大震災と原子力災害という稀有の経験と教訓を活かして、引き続き国内外の課題解決と社会安定に向けた包括的なリスク管理に貢献する予定です。

▲TOPへ