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福島県立医科大学 トピックス

高線量率密封小線源治療装置更新に伴う機器導入のお知らせ

令和5年3月、本学附属病院は、子宮頸がんの放射線治療等に用いられる高線量率密封小線源治療装置(RALS)を更新し、腫瘍などの組織にピンポイントで放射線照射を高精度に行う治療装置「フレキシトロンHDR」を導入いたしました。
 同時に、放射線治療用に開発された、汎用性の高いCT装置「SOMATOM go.Sim」、及び、被ばくを抑えながら高画質化を自動で行い、軽量で、手術室での操作性を飛躍的に向上されたX線撮影装置「Cios Select FD」も小線源治療室内に導入いたしました。

これまで、子宮頸がんなど婦人科系疾患に対する治療計画では、毎回CTを撮影して3D治療計画である画像誘導密封小線源治療(IGBT:Image Guided Brachytherapy)を行っていました。

今回の導入により小線源治療時にX線やCT画像を確認しながら手技を進められることから、小線源治療の高精度化、リスク臓器への線量を考慮した治療が可能となります。
 また、組織内照射やハイブリット照射といった通常の小線源治療よりも複雑・高度な治療がより安全に行えるようになります。

これまでCT画像の確認が必要な際はCT室に移動して撮像する必要がありましたが、部屋の移動なくCTが撮像できるようになり、治療時間の短縮はもとより、何よりも患者さんの負担軽減が期待されます。

今後も、県内医療に貢献し、県民に還元する大学病院であり続けることができるよう全力を尽くして参ります。

集合写真

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