令和５年３月14日、Jヴィレッジ会議場（福島県楢葉町）で、福島国際研究教育機構（以下、F-REI）基本構想第５分野先行研究 原子力災害に関するデータや知見集積・発信に関するシンポジウムが開催され、本学からも竹之下誠一理事長兼学長以下多くの関係者が参加しました。

翌15日には、その主要参加メンバーである国際放射線防護委員会（ICRP）の前副委員長で現在長崎大学客員教授であるDr. Jacques Lochard（ジャック・ロシャール博士）と、フランス放射線防護・原子力安全研究所（IRSN）のDr. Jean-Francois Lecomte（ジャンフランソワ・ルコンプ博士）が、本学が有する被ばく医療科学分野に関する意見交換と、今後のIRSNならびにICRPとの協力関係強化のために、竹之下誠一理事長兼学長と挾間章博副理事長を表敬訪問されました。

４月１日に設立されるF-REIへの本学からの参画は、第４分野の放射線科学・創薬医療において期待されると共に、前例のない複合災害を経験した世界唯一の医科大学として、自然災害と原子力災害への対応とそのモデル化を目指した研究や教育を続けてきた知見が、第５分野へも役立つものと考えられます。

左から、挾間章博副理事長、竹之下誠一理事長兼学長
　Dr. Jacques Lochard、Dr. Jean-Francois Lecomte