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福島県立医科大学 トピックス

本学教員のコメント論文(linked comment)が「The Lancet」に掲載されました

本学医学部輸血・移植免疫学講座の池田和彦主任教授、植田航希講師は、世界的に著名な医学雑誌「The Lancet」から、海外で行われたMOMENTUM試験の論文に対し、コメント論文(linked comment)を執筆するよう招待を受け、論文が同誌ウェブサイトに掲載されました。

アメリカ・テキサス大学MDアンダーソンがんセンターのSrdan Verstovsek氏らが実施したMOMENTUM試験の論文では、骨髄線維症の新たな治療薬であるモメロチニブによって骨髄線維症の症状である脾腫や全身症状の改善に加え、貧血の改善効果が得られることや投与された患者の赤血球の輸血量や輸血依存の割合が減ったこと、これまで標準的な治療方法がなかった血小板輸血が必要な患者に対しても血小板輸血が不要な患者に対する効果と同等の治療効果があることなどが発表されています。

池田和彦主任教授、植田航希講師は、コメント論文の中で、モメロチニブについて、自身の講座と本学医学部循環器内科学講座との共同研究を紹介しつつ 、骨髄線維症の合併症に対する重要な治療標的薬となる可能性について言及するとともに貧血を伴う骨髄線維症に対する治療を勢いづかせると期待を込めました。

論文の詳細はこちらから
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(23)00171-X/fulltext

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