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福島県立医科大学 トピックス

郡山市と本学教員らの研究グループとの共同研究成果

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郡山市と本学は、2021年に締結したSDGs推進に関する包括的な連携協定により、健康増進、重症化予防、介護予防の3つの部門において、さまざまな共同研究を進めて参りました。
 そのひとつである介護予防を目的とした″通いの場″の効果が明らかになり、本学保健科学部理学療法学科の横塚美恵子准教授ら研究グループがその研究成果をまとめ、[地域住民の高齢者における自己管理運動集団参加の効果]と題した論文が英国科学雑誌BMC Geriatricsにオンラインで掲載されました。

郡山市が2015年から支援している″通いの場″では、高知市が開発したいきいき百歳体操が行われており、本研究では、この″通いの場″に1年間参加することによる効果を検証しました。
 フレイルの評価基準のひとつである握力を例に挙げると75歳以上の参加前の握力が低い群では筋力が改善し、握力が高い群では筋力と女性においては移動能力も改善していました。
 ″通いの場″で行われている体操は、特別な器具を用いずに、いつでもどこでも自分の体力に合わせて運動ができます。身近な地域の″通いの場″に継続して参加することは、身体機能の維持改善に効果があるということが認められました。

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論文は掲載サイトで読むことができます。>

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