HOME > 大学紹介 > 大学トピックス

福島県立医科大学 トピックス

放射線健康管理学講座の坪倉正治主任教授が受賞した「第31回みんゆう県民大賞 ふるさと創生賞」の表彰式が行われました。

令和3年9月6日(月)、本学放射線健康管理学講座の坪倉正治主任教授が受賞した「第31回みんゆう県民大賞ふるさと創生賞」の表彰式が福島民友新聞社で行われ、福島民友新聞社の中川俊哉社長より賞状と盾、副賞が贈られました。

表彰式に合わせ、オンライン講座「坪倉先生の放射線教室・特別版」が開催されました。
講演では、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生に伴う生活環境の変化が人々の健康に与えた影響が甚大であることを指摘し、震災と原発事故で得られた教訓を生かしていくことの大切さや放射線教育の重要性を若い世代に知ってほしいと受講者に語り掛けました。
また、原発事故により、自宅から仮設住宅、仮設住宅から復興住宅へと変化が繰り返される生活環境は、緊急事態宣言の発出などが繰り返される新型コロナウイルス感染拡大の状況下とも共通する問題であるとし、変化によるダメージから回復する間もなく、大きな影響を受けてしまう人がいることを踏まえた対応が必要であると注意喚起しました。

講演の最後には、原発事故に伴う放射線による次世代への遺伝的影響が生じることは全く想定されていないと説明する一方、県外には放射線の知識が事故発生当時から更新されていない人がいることも指摘。将来、放射線について説明できる素養を身に付けるため、今後も放射線の知識を学ぶ場を維持していく必要があるとまとめ、約1時間にわたる講演を終えました。

この度の受賞について、坪倉正治主任教授は「このような活動を続けられているのは、本当に県民の皆さまのおかげです。感謝申し上げます。どうぞ引き続きご指導ください」とコメントしました。

なお、今回のオンライン講座は、後日、福島民友新聞社の公式YouTubeチャンネルにて公開されますので、皆さまぜひご覧ください。

左から福島民友新聞社中川俊哉社長、放射線健康管理学講座坪倉正治主任教授 左から福島民友新聞社中川俊哉社長
放射線健康管理学講座坪倉正治主任教授
オンライン「坪倉先生の放射線教室・特別版」配信風景 オンライン「坪倉先生の放射線教室・特別版」
配信風景

▲TOPへ