令和3年9月4日(土)、本学放射線災害医療学講座　長谷川有史主任教授が大会長を務める第9回日本放射線事故・災害医学会年次集会が開催されます。新型コロナウイルス感染症対策の観点から、昨年度に続きオンラインでの実施となります。
　福島第一原子力発電所（福島第一原発）事故から10年が経過し、事故の全体像が明らかになりつつある今、今年度の学会テーマは「廃炉における医療の課題」です。
午前の部では、原子放射線の影響に関する国連科学委員会（以下「UNSCEAR」）より公表されたUNSCEAR2020レポートから福島第一原発事故の健康影響に関する全体像を共有することを目的とした講演や、福島第一原発事故の教訓を将来の危機対応に生かす観点から、放射線・核物質の国際情勢について学び、日本が抱える放射性物質に関する問題点を世界的な視点から考えるための講演を予定しています。
　午後のシンポジウムでは、現在多くの関係者が直面している「廃炉における医療の課題」として、「α核種内部汚染に関するリスクと対策」を議論していきます。
　本会は会員だけでなくどなたでもご参加いただけます。下記大会概要をご覧いただき、ご興味のある方は、ぜひお申し込みください。参加申し込みは令和3年8月23日(月)までとなっております。