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福島県立医科大学 トピックス

原子力防護評価研究所(CEPN)とMOUを締結しました。

令和3年3月30日(火)、本学とCEPNは、現在の研究者交流の更なる活性化と、教員、研究者、学生の交流促進を目的にMOUを締結しました。MOU締結にあたっては、コロナ禍の状況を鑑みて文書交換のみにて行い、本学の竹之下誠一理事長兼学長、CEPNのティエリー・シュナイダー所長間で署名が交わされました。

CEPNは、原子力分野での「技術、健康、経済、社会の側面の全てにおける人間の保護」を評価するために、1976 年に設立された非営利団体(NPO)です。2011 年の福島第一原子力発電所事故以来、CEPNは本学研究者との共同研究などを通じて、事故後の状況の把握、国際的専門家視点によるアドバイス、科学的に正しい理解の共有など、特に放射線防護文化の醸成において協力してこられました。

今回の締結も、3月8日にMOUを締結したフランス放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)に続いて放射線健康管理学講座が担当しており、講座の代表者である坪倉教授がCEPN主催のウェビナーで講演するなど、継続的に情報発信、知見の共有の機会を持っております。MOU締結後の具体的な協力事業としては、環境省放射線健康管理・健康不安対策事業「帰還住民を持続的に支援可能なアプリケーションの開発」が検討されています。今回のMOU締結を機に、今後ワークショップの共同開催、研究者交流、論文の共同作成など、さらなる協力体制の拡充を通じ、福島の復興を助けるべく力を合わせてまいります。

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