米国科学誌「Pediatric Allergy and Immunology」掲載(2025年7月)

Heavy metal and childhood wheezing:The Japan Environment and Children’s Study

重金属と子どものぜん鳴:子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)

福島県立医科大学の腫瘍内科学講座主任教授、佐治重衡氏のポートレート。白衣を着用し、背景には書類や小物が並ぶ。

前田 創(まえだ・はじめ)

エコチル調査福島ユニットセンター 講師

研究グループ

前田創、橋本浩一、岩佐一、佐藤晶子、尾形優香、長坂雄一、

村田強志、経塚標、小笠原啓、藤森敬也、西郡秀和、安村誠司、細矢光亮、郷勇人

エコチル調査福島ユニットセンター学術ワーキンググループ

 

概要

論文掲載雑誌:「Pediatric Allergy and Immunology 」(2025年7月7日)


エコチル調査福島ユニットセンターの前田らの研究チームは、エコチル調査の3,913人のデータから胎児期の重金属(鉛、水銀、マンガン、セレン)濃度と子どものぜん鳴との関連について解析しました。その結果、さい帯血中の鉛濃度は生後3歳時のぜん鳴と正の関連、マンガン濃度は生後3歳時のぜん鳴と負の関連があることが示されました。

本研究の成果は、令和7(2025)年7月7日付けで、WILEYから発行される学術誌『Pediatric Allergy and Immunology』に掲載されました。

本研究の内容は、すべて著者の意見であり、環境省及び国立環境研究所の見解ではありません。(前田 創)

 

連絡先

公立大学法人福島県立医科大学エコチル調査福島ユニットセンター
電話:大学代表024-547-1111(代表)

FAX:024-547-1448
講座ホームページ:https://www.ecochil-fukushima.jp/

メールアドレス:jecs-frc@fmu.ac.jp(スパムメール防止のため、一部全角表記しています。

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