日本心臓核医学会第24回若手研究者奨励賞 優秀賞(令和6年6月受賞)

左室駆出率が保持された虚血性心疾患患者における 心筋ストレイン予備能と心筋血流予備能との 関連の検討:Hybrid PETMRを用いた同時評価

医療白衣を着た男性が青い背景の前で正面を向いている肖像写真。

片平 正隆(かたひら・まさたか)

循環器内科学講座 大学院生

研究グループ

片平正隆1、福島賢慈2、清水竹史1、八巻尚洋1、竹石恭知11福島県立医科大学 循環器内科学講座2福島県立医科大学 放射線医学講座

今回の受賞について

日本心臓核医学会

心臓核医学に関する基礎および臨床研究の推進とその普及をはかる学会です。

賞について

この賞は、心臓核医学に関する独創的な研究の奨励と若手研究者の育成を目的とし、創設された賞です。選考委員による順位を付けた投票によって選出されました。

概要

虚血誘発によるストレインの変化は、心筋虚血との独立した関連因子と報告され、心内膜下虚血を鋭敏に反映していると考えられますが、虚血誘発による心臓MRIでのストレイン予備能とPETでの心筋血流予備能の関連については報告がありません。我々は、Hybrid PETMRを用いて、左室駆出率 (Ejection fraction: EF)正常例における血流予備能とストレイン予備能の関連を検討しました。その結果、EFが保持された虚血性心疾患患者に対する心筋血流予備能と心筋ストレイン予備能の同時評価では、心筋血流予備能低下は心筋ストレインの反応性の低下と関連していました。

(片平 正隆)

連絡先

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