第24回日本血管血流学会 若手優秀演題賞(2025年11月受賞)

小児における睡眠時間と動脈スティフネスに関する検討

福島県立医科大学の助手、小河原崚氏のポートレート写真。白衣を着て微笑む姿。

渡邊 拓夢(わたなべ・たくむ)

臨床検査学科 大学院修士1年

研究グループ

・福島県立医科大学臨床検査学科 生理機能検査ゼミ堀越裕子・平田理絵・義久精臣

・福島県立医科大学保健科学部子どもコホート研究チーム(理学療法学科、作業療法学科、臨床検査学科)

 

今回の受賞について

日本血管血流学会

日本血流学会は、血管と血流に関する研究と臨床応用の発展を目的とし、医師、臨床検査技師、理学療法士、工学系研究者など多様な専門分野の方々で構成された学術団体である。

賞について

若手研究者による16演題の中から、事前審査にて4題選出された中で当日の口述発表で審査され受賞した。

概要

心臓足首血管指数 (Cardio ankle vascular index; CAVI)は動脈のスティフネスを評価する指標です。成人においてCAVIには生活習慣の影響があり、最近では睡眠時間とも関連しているとの報告があります。しかし、小児における検討は十分になされておりません。そこで、小児における睡眠時間とCAVIの関連性について検討しました。

その結果、学年が上がるほどCAVIは上昇する傾向にあり、逆に睡眠時間は短くなりました。睡眠時間とCAVIの間に有意な負の相関を認めました。さらに学年ごとに分析したところ睡眠時間とCAVI間の有意な相関がなくなりました。これは、二つの間に年齢が交絡因子として存在し、双方に影響を与えているためと考えられました。

今後は小児だけでなく、大学生や高齢者といった幅広い年齢層を対象とし、また、睡眠に関しては睡眠時間の他に睡眠の質や睡眠衛生/睡眠環境についても検討し、より多角的な解析をしていきたいと思います。(渡邊 拓夢)

 

連絡先

公立大学法人福島県立医科大学 保健科学部臨床検査学科 学内講師 堀越裕子
電話:内線81842

FAX:なし
講座ホームページ:https://www.fmu.ac.jp/education/health_sciences/faculty/clinical/

メールアドレス:ykokubun@fmu.ac.jp(スパムメール防止のため一部全角表記しています)

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