2021年度日本消化管学会最優秀賞(臨床)受賞

Colon Capsule Endoscopy versus CT Colonography in Patients with Large Non-Polypoid Tumours: A Multicentre Prospective Comparative Study (4CN Study)

2センチ以上の大腸平坦型腫瘍に対する、大腸カプセル内視鏡と大腸CT検査の診断能の比較試験

医療白衣を着た男性が微笑んでいるポートレート。背景は無地の壁。

歌野 健一(うたの・けんいち)

会津医療センター 臨床医学部門 教授

研究グループ

歌野健一、勝木伸一、松田知己、満崎克彦、藤田朋紀、根本大樹、永田浩一、 アランレフォー、冨樫一智

今回の受賞について

日本消化管学会

消化管疾患に関する豊富な知識や優れた診療技術を有する医師を育成することにより、国民の健康と福祉に貢献することを目的とする。

賞について

優れた臨床的、基礎的な研究を発表した会員に年度ごとに授与される。

日本消化管学会賞選考委員会において、学会誌である「Digestion」と「日本消化管学会雑誌」、またはカルガー社発行の「Case Reports in Gastroenterology」に発表された消化管学会の会員を筆頭著者とする論文の中から選考される。

受賞概要

本研究では2センチ以上の平坦型大腸腫瘍に対する、大腸カプセル内視鏡と大腸CT検査の診断能を比較した。病変の感度は、大腸カプセル内視鏡が87%で大腸CT検査は67%であった。この理由として、平坦型腫瘍は生理的な状態では隆起形態を示しており、大腸カプセル内視鏡は生理的な状態で大腸内腔を観察可能であるためと考えられる。

連絡先

  • 公立大学法人福島県立医科大学 会津医療センター 小腸・大腸・肛門科学講座
  • 電話:0242-75-2100
  • FAX:0242-75- 2568
  • メールアドレス: k-utano@fmu.ac.jp (スパムメール防止のため、一部全角表記しています)

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