第14回脳神経外科速報 優秀論文賞〔平成29年10月受賞〕

Internal maxillary artery の走行について - Bypass術への応用 -

表彰状を持つ医師が白衣を着ている写真。

古川 佑哉(るかわ・ゆうや)

医学部 脳神経外科学講座 病院助手

研究グループ

古川佑哉、佐藤 拓、山田昌幸、織田惠子、岸田悠吾、市川優寛、槇 英樹、佐久間 潤、齋藤 清

今回の受賞について

【 優秀論文賞 】
和文月刊誌の「脳神経外科速報」(メディカ出版)は、本邦の脳神経外科医に最も購読されている医学雑誌の一つです。
若手研究者を奨励するため、1年間に投稿された論文の中から、毎年優秀論文賞が1名、Case Report大賞が1名選ばれ、表彰されております。これらは非常に名誉ある賞です。

概要

内頚動脈閉塞または頭蓋内動脈狭窄や巨大脳動脈瘤の患者さんに対して、しばしば用いられる血行再建術(bypass術)に、頭蓋内外の血管吻合を行うSTA-MCA bypass術やより血液供給量の多いhigh flow bypass術があります。 今回は、国内では比較的施行例の少ない、donor血管に顎動脈を用いた術式internal maxillary artery-MCA bypass(IMAX-MCA bypass)を提案しました。 本文では、同術式について概説し、当科と海外のIMAX-MCA bypassとの手技の相違による利点欠点を考察しました。また、本術式を行う上で、必要な顎動脈の解剖について、画像的かつcadaver dissectionを通して得られた知識をまとめました。

(古川佑哉)

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連絡先

  • 公立大学法人福島県立医科大学 医学部 脳神経外科学講座 病院助手 古川佑哉
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