保健医療交流事業 (講演会) レポート
元気なからだをつくる生活習慣
講演会は令和7年7月7日13時30分より桑折町保健福祉センターやすらぎ園を会場に開催された。
講師は医学部糖尿病内分泌代謝内科学講座 鴻野央征助教が務められた。
講演は「元気なからだをつくる生活習慣」をテーマに行われた。
講演内容
最初に日本人の平均寿命や死因、生活習慣病についてお話があった。
- 健康寿命と平均寿命の現状
日本の平均寿命(2019年):男性約81歳、女性約87歳。
健康寿命は男性:約72.6歳、女性:約75.4歳で、平均寿命と健康寿命間には約8~12年の差がある。 - 現代の死因と生活習慣病の重要性
がん(24.6%)、心疾患(14.8%)、老衰(11.4%)、脳血管疾患(6.8%)が主な死因。
生活習慣病(循環器疾患、糖尿病、COPDなど)が全体の約60%を占める。
次に糖尿病とはどういう病気なのかについてお話があった。
- 高血糖の状態が慢性的に続く疾患。
- 大きく1型(インスリン分泌不足)と2型(インスリン抵抗性)の2種類に分かれる。
- 発症には遺伝的要因と生活習慣が約半々で関与。
次に糖尿病の症状についてお話があった。
- 糖尿病の初期には自覚症状がないが、放置しておくと合併症を引き起こすリスクが高まる。
神経障害 → 足の感覚障害や壊死、最悪の場合切断に至る恐れ。
網膜症 → ヨーロッパでは失明原因の上位。
腎症 → 進行すると透析が必要となる。
他の合併症:心筋梗塞・脳梗塞・がん・認知症・骨折など多岐にわたる。
次に糖尿病の治療と目的についてお話があった。
- 主目的は合併症予防と生活の質(QOL)の維持。
- 基本は「食事・運動療法」。これが不十分なら薬物治療へ。
- インスリン注射は最新では週1回のものもある。
次に糖尿病の予防法についてお話があった。
- 定期診断:HbA1cや空腹時・随時血糖で早期発見。
- 食事:バランス良く、規則正しく、野菜350g/日目安、塩分控え目(6–7.5g/日未満)、甘味や外食の制限。
- 運動習慣:週150分(例:30分×週5回)、軽い運動でも効果あり。
- 飲酒制限:エタノール一日25g程度が目安。
- 体重管理:BMIは21~27が適正域。25以上は肥満、19以下は痩せすぎに分類。
- 相談・受診:健診結果(5.6~6.0〜6.5)に応じて、医師や保健師への相談が推奨される。
最後に検診時の数値や運動のタイミングなどについて質疑応答を受けられ講演を終えられた。
お問い合わせ: 医療研究推進課 研究推進係
電話 024-547-1794 / FAX 024-581-5163
Eメール rs @ fmu.ac.jp
※ スパムメール防止のため一部全角表記しています