消防車がやってきた!病院の子供たちを励ます消防訓練 ~はしご車で子ども達にエールを!~


令和7年6月21日(土)、本学附属病院のみらい棟小児病棟にて、地域貢献の一環として福島南消防署の皆様のお申し出により、火災を想定した119番通報やはしご車が出動する消防訓練が、入院中の子どもたちを励ます慰問も兼ねて行われました。令和5年度、令和6年度に引き続き3回目の実施となります。
訓練は「小児病棟で火事が起きた!」という設定で行われました。まず病院のスタッフが実際に119番通報をする練習をし、その通報を受けて、福島南消防署から本物のはしご車とタンク車が1台ずつ駆けつけました。
この訓練は、入院中の子どもたちの避難訓練も兼ねて行われました。 子どもたちが無事に避難を終えると、最初に福島南消防署の佐久間勉署長が登場し、はしご車の仕組みについて、わかりやすく説明してくれました。
その後、病棟の窓の外に、はしご車の先端にあるバスケット(かご)がゆっくりと近づいてきました。中に乗った消防隊員の方が、無線を使って窓越しに子どもたちとクイズを楽しみながら交流し、「がんばってね!」と温かいエールを送ってくれました。 訓練の最後には、はしご車から霧のように放水される迫力ある様子を、みんなで窓から見学し、子どもたちは興味津々の様子でした。
窓のすぐそばまで来た迫力満点のはしご車に、子どもたちは大喜び!みんな笑顔で手を振っていました。大変な入院生活のなかですが、青空の下で活躍する消防隊員のみなさんの頼もしい姿から、たくさんの元気と勇気をもらえたようでした。
この素敵な時間をつくってくださった福島南消防署のみなさん、ご協力いただいたすべての方々へ、心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

