「ファイル転送ftpコマンド」
「上の階層へ」
「getとput」
- ファイルの種類 バイナリとアスキー
次は、転送するファイルの種類を指定します。ファイルの種類といってもここでは、
バイナリファイルとアスキーファイルの2種類だけしかありません。以下に、
良く使われるファイルの種類を記します。
- バイナリファイル(binary)
リモートマシンで "cat"コマンドや"less"コマンドなどではファイルの中身が
わからないファイル
- 実行ファイル(拡張子が exeなど)
- 圧縮ファイル(拡張子が lzh, gz, zip, Z, bz2 など)
- 画像ファイル(拡張子が gif, jpg, png, bmp, tif など)
- Windowsアプリケーションファイル(拡張子が xls, doc, ppt, など)
- TeX DVI ファイル(拡張子が dvi)
- PDFファイル(拡張子が pdf)
- アスキー(テキスト)ファイル (ascii)
リモートマシンで"cat"コマンドや"less" コマンドでファイルの中身がのぞける
ファイル
- テキストファイル(Readme, Makefile や拡張子がtxt, log など)
- コードファイル(コンパイルする前のファイル。
拡張子が c, h, f, cc, tex, awk, pl, sed など)
- シェルスクリプト(拡張子 sh など)
- HTMLファイル(拡張子 html など)
- 画像ファイル(拡張子がps, eps, obj, ppm, xpmなど)
バイナリファイルやアスキーファイルにはこのほかにもいろいろあります。
メールのやり取りで作られるファイルは、
画像などの添付ファイルがない限りアスキーファイルになります。
今回は送られてきたメールをリモートマシン(cello)からローカルマシン(パソコン)へ
転送するので、転送するファイルの種類はアスキーファイルということになります。
そこで、図11のように
- ftp> asc
と入力します。すると
- 200 Type set to A.
と表示され、転送するファイルがアスキーファイルにセットされます。もし、転送され
ファイルがバイナリファイルであれば、ascをbinに変えて実行すれば転送する
ファイルがバイナリファイルにセットされます。

図11Fileの種類の設定
「ファイル転送ftpコマンド」
「上の階層へ」
「getとput」