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  1. ファイルの種類 バイナリとアスキー
  2. 次は、転送するファイルの種類を指定します。ファイルの種類といってもここでは、 バイナリファイルとアスキーファイルの2種類だけしかありません。以下に、 良く使われるファイルの種類を記します。
    1. バイナリファイル(binary)
      リモートマシンで "cat"コマンドや"less"コマンドなどではファイルの中身が わからないファイル
      • 実行ファイル(拡張子が exeなど)
      • 圧縮ファイル(拡張子が lzh, gz, zip, Z, bz2 など)
      • 画像ファイル(拡張子が gif, jpg, png, bmp, tif など)
      • Windowsアプリケーションファイル(拡張子が xls, doc, ppt, など)
      • TeX DVI ファイル(拡張子が dvi)
      • PDFファイル(拡張子が pdf)
    2. アスキー(テキスト)ファイル (ascii)
      リモートマシンで"cat"コマンドや"less" コマンドでファイルの中身がのぞける ファイル
      • テキストファイル(Readme, Makefile や拡張子がtxt, log など)
      • コードファイル(コンパイルする前のファイル。 拡張子が c, h, f, cc, tex, awk, pl, sed など)
      • シェルスクリプト(拡張子 sh など)
      • HTMLファイル(拡張子 html など)
      • 画像ファイル(拡張子がps, eps, obj, ppm, xpmなど)
    バイナリファイルやアスキーファイルにはこのほかにもいろいろあります。 メールのやり取りで作られるファイルは、 画像などの添付ファイルがない限りアスキーファイルになります。 今回は送られてきたメールをリモートマシン(cello)からローカルマシン(パソコン)へ 転送するので、転送するファイルの種類はアスキーファイルということになります。 そこで、図11のように
    ftp> asc
    と入力します。すると
    200 Type set to A.
    と表示され、転送するファイルがアスキーファイルにセットされます。もし、転送され ファイルがバイナリファイルであれば、ascをbinに変えて実行すれば転送する ファイルがバイナリファイルにセットされます。
    Figure 11. set file type ascii or binary?
    図11Fileの種類の設定
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