FUKUSHIMA MEDICAL UNIVERSITY
【研究者紹介】
これまで用いられてきたイムノトキシン(IT)はヒトインターロイキン2受容体(IL-2R)に対するものであるため、配列の近いサルでの適用には慎重に成らざるを得ませんでした。そこでマウスIL-2Rに対するITを開発し、より高度な脳機能をもつ霊長類への応用を目指しています。また、これまでITを始め神経細胞を破壊・抑制する技術は開発されてきましたが、活性化する技術は多くありませんでした。そこで昆虫で発現する嗅覚受容体と植物由来のリガンドを用いて神経活動を亢進させる技術の開発も試みています。